ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

8/10 GYZE / Fascinating Violence Day in 東高円寺 二万電圧

GYZE 二万電圧

今最もクサメタラーの注目を集めていると言っても過言ではない、札幌出身のメロディックデスメタルバンドGYZE。

 

彼らが前身バンドから改名して5周年を記念して、現在発売されている2枚のアルバム『Fascinating Violence』『Black Bride』の完全再現ライヴ2Daysが行われました。僕はその初日、Fascinating Violence Dayに行ってきました!

 

個人的に彼らのライヴを見るのは去年の6月のTSUTAYA O-EAST単独公演、10月のLOUD PARKオープニングアクトに続いて3度目。

 

丁度その日に大学の卒論に関する非常に重要な実験があり、間に合うかどうか不安だったのですが何とか開演の10分ほど前に会場入り。会場は恥ずかしながらこのライヴがあるまでその存在をまったく知らなかった二万電圧。

 

かなり小さいハコで千葉LOOKくらいしかキャパはないのではないでしょうか?そりゃあソールドアウトしますよ。早めにチケットとっといて良かった。

 

メタルのライヴは僕の経験上30歳以上の男性がほとんどを占めると思うのですが、今回は僕とあまり変わらないくらいの若い方や女性の方も多かったです。

 

1stアルバムの再現ライヴということでもちろんオープニングは「DESIRE」!クサメロデス界に衝撃を与えた名曲だけに場内さっそくヒートアップ。狭い会場なためオーディエンスとバンドの距離がメチャクチャ近い!......のですが僕はあまり背が高くないためほっとんど見えない...

 

ただライヴが進むにつれてギターヴォーカルのRyojiさんやドラムのShujiさんが確認できました。上手側にいたのでArutaさんは見づらかった。

 

その後順々にアルバム収録曲を演奏していきましたが、やはりこのメロディーの洪水は素晴らしいとしか言いようがありませんね。どの曲にも泣きまくりのクサクサメロディックギターが舞っており、メロディー派のリスナーにはたまりません。またどれだけクサメロを取り入れても野暮ったさや軟弱な印象を感じさせないアグレッション、突進力が備わっているのも○。僕のすぐ隣では数人規模ではありますがモッシュ、サークルピットが発生していました。

 

FINAL REVENGE」ではRyojiさんの「最高のウォールオブデスを見せてくれ」というMCのもとオーディエンスが分かれる。僕も思いっきり行ってやろうか!と一瞬思ったのですが、やっぱり怖くて後ろに下がったまま行けず...。チキンと罵られても構いません。Ryojiさんゴメンナサイ。

 

終始哀しみの泣きメロに満ちまくった悶絶チューン「DAY OF THE FUNERAL」が終わったあとはMCタイム。アルバム発売直後という最悪のタイミングで元ベーシストと袂を分かち、バンドをやめようとも思うほどの苦しい時間を過ごしつつ今の今までやってきたこと。Wackenのメインステージに絶対に立ちたいという思いを涙ながらに語るRyojiさんがとても印象的でした。

 

力強いMCに心を打たれながらラストは高揚感満点のイントロから最高の名曲「MIDNIGHT DARKNESS」。この流れでこれは反則ですよ。渾身のヘッドバンキングで応えました。しかし1stからのみの選曲のため演奏時間がかなり短い・・・。まだまだ聴きたりん!!!

 

「本当はアンコールはやる予定なかった」と言いつつすぐに3人が再登場。お客さんからのリクエストに応えてのアンコール一曲目はまさかの「めたる三兄弟」(笑)メタラーあるあるが詰め込まれまくった名(迷)曲です。でも改めて聴いてみるとこの手の曲ってアレンジ次第で立派なクサメタルになるんですね~。

 

アンコールラストはオープニングでもやった「DESIRE」をもう一度。名曲は何度聴いてもいい。思えば去年のO-EASTでもLOUD PARKでもラストはこの曲でした。もう立派なバンドを代表するアンセムですね!まあ最初に聴いたから別の曲やってよという気持ちが無いわけではないけど。

 

こうしてライヴは終了。アンコール含めて70分程度というやや少なめのボリュームはちょっぴり残念でしたが十分以上満足できるアクトでした。次はもう少し大きな会場で観たいな。

 

今や世界のメタルフェスにガンガン出演し、超大物バンドと同じステージに立つまでに成り上がったGYZE。目標だと語るWackenのメインステージもそう遠い話ではないかもしれません。日本のメタルバンドの代表選手としてこれからも華々しく活躍していって欲しいです。

 

ついでにこの日演奏した「めたる三兄弟」を貼っときます。

メタラーなら「あ~~わかる...わかるよ!」と言ってしまいたくなる歌詞ですが、ベビメタちゃんでオ○ったりはしないでしょ。