ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

9/27 HELLOWEEN JAPAN TOUR 2016 in 新木場STUDIO COAST

HELLOWEEN 新木場

 

 

当初僕はこのライヴに行く予定はありませんでした。HELLOWEENは昨年のLOUD PARKでアリーナ前方で観ているし、この頃諸々の事情が重なり金銭的にあまり余裕もないためしばらくライヴの予定は入れていなかったのです。

 

 

しかしいざ日程が近づいてくるとちょうど新木場公演の日にバイトも大学の予定も一切入っていないことが判明し、これは行ったほうがいいんじゃ・・・なんて考えが次第に頭の中をめぐりはじめ・・・・・・

 

 

いつのまにか9500円はたいて当日券を買っていました(笑)

コンチクショー!こうなったら思いっきりブチ上がってやる!と意気込んで会場入り。カシスオレンジを飲み干してフロアに入ってみると、まず気になったのが客層。メタルのライヴは30~40代くらいのオジサンが大きなウエイトを占めるのは周知の事実だとは思いますが(笑)、周りには僕(20代前半)とほぼ同じくらいの方が結構多く、女性客もよく目につきました。しかも皆さん美人。こんな素敵な女性が聴いているのならメタルの未来は明るいですね(?)。まあこの辺はHELLOWEENとAMARANTHEのポップで親しみやすいメロディーのおかげかな。

 

 

AMARANTHE

 

 

まずはゲストアクトのAMARANTHE!今エクストリームメタル界でブイブイいわせてるエレクトロサウンドを導入したサウンドの先駆けといえる(?)エレクトロニクス・デス・ポップ・メタル(何てジャンルに分類すればいいかわかんない)バンド。

 

 

一発目から「Digital World」とは攻めますね!好きな曲だけに一気に持ってかれました。非常に耳なじみの良いポップなメロディーは盛り上がるのにピッタリで、オーディエンスの反応は上々。

 

 

特にメインヴォーカルのエリゼの存在感がスゴイ。セクシーな衣装に身を包み、堂々と伸びのあるハイトーンを繰り出す様はフロント(ウー)マンとして文句なしのカッコよさ。そんなパフォーマンスのさなかでもオーディエンスに手を振ったり、投げキッスをしてみたり、手でしきりにハートマークを作ったりとかわいらしい所作も魅力的。エリゼが目立つためにどうしてももう一人のクリーンヴォーカル担当のジェイクの存在感が薄くなってしまうのは否めないのですが・・・。でもMCの際に目いっぱい煽ってくれたり、日の丸に日本と書かれたハチマキをしていたりと愛すべき人であるのは間違いないと思います。

 

 

それと個人的に目を引かれたのがベースのヨハン。とにかくパフォーマンスというか出で立ちがカッコイイ!見た目もワイルドでキリッとしているし惚れ惚れしますね。「Digital World」のMVでは出川さんみたいなモヒカンだったのに今は金髪なのもカッコよさに磨きをかけてるように感じます(笑)

 

 

選曲も前述の「Digital World」を始め、「Drop Dead Cynical」「The Nexus」など煌びやかなメロディーが際立つ、僕の聴きたかった楽曲を一通りプレイしてくれたのは良かったです。もはやメタルというフィールドを飛び出し、メジャーのポップミュージックに何ら引けをとらない掴みの強い楽曲が目白押し!単なる前座なんかではない熱量のライヴ、ガッツリ1時間楽しませてもらいました。ただ聴きこみが足りなかったため、バンド側が「一緒に歌ってくれ!」とマイクを向けても全然歌えなかったのが不覚・・・!

 

 

HELLOWEEN

 

 

25分ほど時間が経ったころ暗転。先ほどのAMARANTHEの時よりも当然ながら人口密度が高い。SEに導かれメンバーが登場し期待感を十分に放ったあと演奏された第一曲目は・・・「We Burn」!!初っ端からアツい!!僕も大好きなジャーマンメタルの超名曲が早くも聴け、テンションMAX。

ウィ~~バァ~~~~ン!!

 

 

最新作からのタイトル曲「My God-Given Right」では去年のLOUD PARKと同様のオーディエンスとの掛け合いが行われ、熱気の高さを再認識できました。まあここで大声を張り上げたためにちょっとこの後ノドが痛くなってしまったのですが・・・(笑)。毎度ライヴになると自分のノドの弱さを呪います。ホントにどうにかならないものか・・・。

 

 

その後「Eagle Fly Free」が演奏されたのですが、やっぱりこの曲におけるアンディのヴォーカルは相変わらず違和感タップリでしたね。音がガッツリ下がっており、正しい音を脳内変換するのが大変。ただサビになると音は下がっているものの違和感は少し払拭されたような。ここではアンディも声を懸命に張り上げて再現しようとしてくれているのが伝わりました。ありがとうアンディ。

 

 

他メンバーを見てみると、やっぱりヴァイキーはかっこいいですね。AMARANTHEのヨハンのかっこよさとはまた別の、大人の渋みみたいなものがあふれ出てて。ギターソロの音がちょっと聴き取りずらかったけどカッコイイんで許します(笑)。もう片方のギターのサシャですが・・・・・・ちょっと太ったように感じられたのは僕だけでしょうか・・・?

 

 

セットリストは新作である『Straight Out of Hell』『My God-Given Right』からの曲が多めな、去年のLOUD PARKのライヴを拡張したような感じ。もう少し変わり種の曲も聴きたかった気もしますが、全体的に良曲、佳曲をズラッと並べた豪華なものであることは疑いようもないもので満足です。不満を挙げるとするならば「Sole Surviver」はメドレーではなくフルでやってほしかったことぐらい。まあ「Straight Out of Hell」「Where the Rain Grows」をやってくれたので許しますけどね。メロディックなへヴィメタルの教科書とも言うべき名曲です!

 

 

Are You Metal?」「Keeper of the Seven Keys」などをまとめたメドレーで一度ライヴは終了。おなじみ「Happy,Happy,HELLOWEEN」コールでアンコールを要求すると割とすぐにメンバーが戻ってきました。そこで演奏された曲が・・・

 

 

「Before the War」!!!

 

 

これはキタ!!!個人的にHELLOWEENの中でも1,2を争うくらい大好きな、珠玉のメロディックパワーメタルナンバー!!LOUD PARKでは聴けなかった人生の一曲!本日のハイライトはここでしたね~。この曲の壮大なサビメロはまさに完璧。個人的琴線にビシビシ響きました。

 

 

そしてオーラスは往年の名曲「Future World」「I Want Out」で締め。これらの曲では「Eagle Fly Free」ほど違和感は感じず気持ちよくシンガロングできました。僕としては「Before the War」がラストでも全く問題なかったのですが、やっぱりおなじみの曲で締めを飾るのもいいですね。

 

 

9500円の出費は確かに痛かったですが、まったく後悔はありませんね。メロディックなメタルが好きな人はマストと言えるツーマンだったと思います。何よりHELLOWEENのセットリストが素晴らしすぎて最高です。まさにキラーチューン目白押し。聴きたかった曲をほぼすべて披露してくれた至福のひと時でした。思い切って参戦して正解だったなあ。

 

 

そしてゴキゲンな気分で武蔵野線に乗り込み途中のディズニーランド組とモロにぶつかり、先ほどのライヴをはるかに上回るすしずめ状態になりながら帰路につきましたとさ・・・。