ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

12/18 HEAVY METAL SOUNDHOUSE -35th ANNIVERSARY SPECIAL- in CLUB CITTA'

サウンドハウス1

 

今年で35周年を迎えるへヴィメタルDJイベント、HEAVY METAL SOUNDHOUSE。僕は今回が初めての参加となります。というかライヴは今まで何度も経験してきましたがDJイベントは人生初。

 

 

本当はこのイベントに行く予定はなかったのですが、1月にHER NAME IN BLOOD・GYZE・NOCTURNAL BLOODLUSTという国産エクストリームメタルファンにとってはヨダレモンの3マンライヴが予定されており、前売りを買っていたのですが・・・。まあご存知の方はいらっしゃると思いますが諸事情により中止となってしまいまして・・・。

 

 

浮いたお金でSECRET SPHERETrick or Treatの来日公演とどちらに行くか考え、都合の良かったサウンドハウスを選ぶこととなりました。DJイベント自体にもちょっと興味ありましたからね。

 

 

バイトを終えた後3年ぶり2度目の川崎へ。ここも結構面白そうな街なので色々見て周りたいのですが、もう開場まで30分もなかったので寄り道は軽く道中のタワーレコードにて気になってた旧譜を購入する程度にとどめ、初めての会場であるCLUB CITTA'へ。

 

 

・・・まあ予想はしてましたが年齢層高え(笑)

僕と同世代(20代前半)なんてほぼ完全にゼロに等しいのではと思うほどでした。なかには若そうな人も2,3人いたような気もしましたが・・・。

 

 

横にあるバーにてカシスオレンジを購入するとすぐに暗転してイベントスタート。ステージ真ん中に陣取ったDJスペースに、日本のメタルヘッズには知らぬ者はいない伊藤政則さんが。おお、生のセーソクさんだ・・・。初めて見た・・・。

 

 

あいさつもそこそこにSCORPIONSMETALLICAHELLOWEENなどの曲が爆音でかけられる。何か自分の意思で聴くよりも、思いがけず耳にするほうがテンション上がりますね。ラジオで知ってる曲がたまたまかかったときの感覚に似ているというか。

 

 

フロア前方ではギターの形をした風船を手にGジャンに身を包んだメタラーロブ・ハルフォードやアンガス・ヤングのコスプレをした方がエアギターに興じたり、狂喜乱舞したり・・・。はたから見れば異様な光景でしかないでしょう。しかし!これが愛すべきメタルヘッズである!いい歳こいたオッサンオバサンが子供みたいにはしゃぎまくる・・・。素晴らしいことではありませんか・・・!って20代の若造が何言ってんだ(笑)

 

 

セーソクさんのステージが終了した後はひそかなお目当てだったブースを見ることに。

 

 

ディスクユニオンブースは中古CD5枚で千円、輸入盤アウトレット1枚千円というなかなかにそそる販売をしていましたがめぼしい物は特になかったですね。残念。そこで隣のハードロックファッション専門店・渋谷BLITZのブースを見てみる。

 

 

渋谷BLITZは関東在住メタラーなら恐らく誰もが知っているであろう、HR/HM系ファッション専門店で僕も過去2度ほど足を運んだことがあります。全品20%OFFセールを行っており(まあそれでも結構なお値段ですが・・・)、じっくり物色したあとAVENGED SEVENFOLDのTシャツを1枚購入。すると壁越しに聞き覚えのあるイントロが・・・。

 

 

何と狙いすましたかのようにAVENGED SEVENFOLDの曲が流れていました。LOUDNESSの二井原さんがDJで曲は「Nightmare」。一番好きな曲ってほどでもないけど何か嬉しい。その後Slipknotの「Psychosocial」と結構新しめの曲がプレイされる。80年代モノばっかりだったので(METALLICAは最新作からの「Hardwired」でしたが)僕にとってはうれしい選曲。最後はLOUDNESSの「Like Hell」で締め。

 

 

その後間髪入れず場内右後方の小さなスペースでEddie the Greatのライヴがスタート。このEddie the Great、フォークメタルバンドBELLFASTのヴォーカル西野幸一郎さん(というより旧Castle of Pagan・現iMetal管理人のKohさんといった方が通りがいいかも)をフロントに据えたIRON MAIDENトリビュートバンドです。

 

 

まず驚いたのがKohさんのヴォーカルが思った以上にブルース・ディッキンソンに似てる。高音域も苦しくなりつつもハイトーンをひり出していて再現していました。「Wrathchild」「Hallowed Be Thy Name」「Prowler」など代表曲を一通り網羅したセットリストも、プロミュージシャンとしてのカッチリまとまった演奏と相まって楽しめました。個人的には「The Evil That Men Do」とか「Fear of the Dark」とか大好きな曲を聴きたかったのですが、時間の限られたミニライヴなので仕方ない。

 

 

ラストでもう一人ヴォーカルが飛び入りし遠目から見て「OUTRAGEの橋本さんソックリな人だなぁ~」と思っていたら終演後セーソクさんが「Eddie the Great スペシャルゲスト ナオキ・ハシモトォーー!」と叫んでました。本人だったのね。

 

 

そのあと後藤サンペイさん、大貫憲章さんのDJタイムへと続きましたが・・・もう潔いまでの懐メロ祭り(笑)。セーソクさんも「選曲が昭和だな!」って言ってたし。サンペイさんの曲はまだEARTHSHAKERやY&Tなど僕でもピンとくるアーティストが多く楽しめたのですが(ただ「Please Don't Leave Me」はPRETTY MAIDSのカバーの方が好きです)、大貫さんのLPを使ったDJタイムはかなり渋めの楽曲ばかり。LED ZEPPELINDEEP PURPLEこそまだわかるものの、聴いたこともない音源の連続でちょっと退屈してしまいました・・・。

 

 

次に行われたのはライヴ。THE MANというバンドのステージですが、まあゲストギタリストを一人迎えただけのANTHEMですね(笑)。てっきり往年のANTHEMナンバーが投下されるのかと思いきや、Judas Priestの名盤『Screaming for Vengeance』から「The Hellion ~ Electric Eye」「Riding on the Wind」が演奏されました。

 

 

いや~やっぱりいいですね。上手い演奏と歌唱で名曲をやるのですから良くならないわけありません。ベテラン中のベテランだけに演奏のクオリティは文句なしだし、森川さんのシャウトの力強さと安定感は凄まじい!ぶっちゃけ今のJudas Priestより満足度高いんじゃ・・・。

 

 

お馴染みの「Breaking the...What?」「Law!」の掛け合いからド定番である「Breaking the Law」「You've Got Another Thing Comin'」か演奏されそれも良かったのですが、個人的に一番アガったのは僕がプリーストナンバーで一番好きと言っても過言ではない「Freewheel Burning」!怒涛の勢いで繰り出される圧巻のサビと、まさにツインギターの見本と言える劇的なソロに悶絶!!最高!!

 

 

ここで終わっても十分満足ですが、さらに森川さんの「スペシャルゲストを呼んでおります!・・・さかもとえいぞうじゃないよ(笑)」というMCに導かれ、ハットにサングラスというお馴染みの出で立ちで二井原さんが再登場。DIOの名曲「Stand Up and Shout」を披露して終了。もうお腹一杯です。

 

 

最後は再びセーソクさんのDJタイムですが、もう十分以上楽しんだしまだ遅くならないうちに川崎の街を楽しむのもいいかもな・・・と会場を後にしようとしたのですが・・・

SKID ROWの「Slave to the Grind」、Riotの「Thundersteel」という超名曲2連発!!あ、これ途中で帰んのムリだ(笑)結局最後まで往年の名曲に身を浸すことになりました。

 

 

やはり先述したように自主的に家でCD聴くのと、イベントで不意にかかるのとでは感覚が全然違いますね。もう何度も聴いてきたはずの楽曲がさらに輝いて聴こえる。昔ながらの王道のHR/HMアンセムが震えあがるほどカッコイイという当たり前の事実を身に染みるほど改めて実感した次第です。

 

 

最近聴いてなかったメイデンやらプリーストやらの旧譜、CDラックで眠っている過去の名盤をまたジックリ聴いてみようかな。

 

 

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