ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

BABYMETAL 『LIVE AT WEMBLEY』 (2016)

LIVE AT WEMBLEY

今や世界で最も注目を集めているメタルアーティストの一組と言っても過言ではない、唯一無二の存在感を放つメタルダンスユニット・BABYMETALのライヴ盤。

 

 

去年4月に行われた世界的に有名なイギリスのウェンブリーアリーナでのライヴを収めたアルバムで、ウェンブリーのステージにメインアクトとして立ったのは日本人初なんだとか。スゴイ(まあホントならX JAPANが先に立つハズだったのですが・・・)。

 

 

同時発売でこのライヴが収録されたDVD/BRDがリリースされたのですが、僕はDVDを見返すことってあんまりないのでCDを購入することに。しかし正直言うと現在そのことをちょっと後悔しています。

 

 

というのもヴォーカル・演奏共に非常に安定していてクオリティーが高く、ぶっちゃけCD音源とそんなに大きな差がなくライヴならではのスペシャル感がちょっと伝わりにくかったから。

 

 

もちろん観客の歓声などはしっかり収録されているし(「今何時ー?」のコーラスとか「モアーーーッ!!」って叫び声とか/笑)、ところどころ挿入されるSU-METALのナレーション、ラストを飾るM13「Road of Resistance」におけるシンガロング、「We Are!」「BABYMETAL!」の掛け合いなどはあるのですが、神バンドのソロタイムとかMCによる掛け合いとかは基本的に無し(まあ元々MCは無いアーティストですが)。

 

 

やっぱりBABYMETALはメタルダンスユニットなのだから映像が無いとちょっと寂しいですね。アイドルは視覚的にも楽しませてナンボでしょうし。

 

 

ただ前述したようにライヴのクオリティー自体は非常に高いことが良く分かる内容です。音の輪郭掴みづらいところや、声がやや埋もれ気味に聴こえてしまうところがあるのはライヴ盤の宿命として仕方ないですが、一糸乱れぬ演奏力や音源よりもさらに抑揚や表情のついたヴォーカルは素晴らしいの一言。またSU-METALのヴォーカルに耳を奪われがちですが、YUIMETAL・MOAMETALのコーラスの安定感もポイント。M4「GJ!」でそれが顕著に現れています。

 

 

選曲もよく前半はポップさが強くややトリッキーな楽曲を配し(そんな中知名度の高いM5「Doki Doki ☆ Morning」を入れているのもよく考えられてる感じ)、中盤から後半にかけて代表曲をズラッと並べて畳みかける流れは文句なしで楽しめます。

 

 

ただやっぱりライヴ盤じゃ物足りないな。映像が観たい!欲を言えば生で観たい!個人的に今一番ライヴが観たいアーティストの一つです。先日のGUNS N' ROSESの来日公演で前座を務めており僕ももちろん興味があったのですが、ちょうど僕のスケジュールが空いている日程のみなぜか前座がMAN WITH A MISSIONだったんですよね・・・。いや別にMAN WITH A MISSIONも嫌いではないのですが、個人的な好みとは言い難く、それにしちゃチケ代が張るので結果パスすることに・・・。

 

 

まあこんな風にライヴに行きたい欲を喚起させるに十分な作品ですので、まだライヴを体験した事無い方はぜひぜひ。

 

 

しかし本作には一つ!見逃せない重大な欠点があります!!

それは初回限定仕様のスリーブケース

スリーブケース

 

 

このスリーブにプラケースがそれはもうギッチギチに詰め込まれており、出すのが超大変!!!グ~~ッと力を入れて押し出そうとしてもなかなか出てこない!!サイズ考えろよトイズファクトリー!!聴く人のことを考えてないのではないかと思わんばかりの窮屈っぷりはマイナス点ですな・・・。まあ大変だったのは初回だけで2回目以降は多少楽になりましたが。

 

 

本作のトレーラー映像