ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

CROSSFAITH 『XENO』 (2015)

CROSSFAITH 『XENO』

日本のデジタルメタルコア/ラウドロックバンドの4thフルアルバム。

 

ONE OK ROCKやcoldrain、HER NAME IN BLOODなど日本の新世代ロックバンドが海外でも活躍の場を広げている昨今、それらのバンドより一歩先に(だよね?)英米を中心に非常に高い評価を受け、海外勢とフェスなどで渡り合ったメタルコアバンド・CROSSFAITH。そんな彼らの国内におけるメジャーデビューアルバムが本作。

 

発売から1年以上たった今なぜこんな文章を書こうかと思ったかというと、まあ特に深い理由はありません(笑)。最近YouTubeで観たライヴ映像がかなり素晴らしく興味を持ち、アルバム購入に踏み切ったのですが・・・

 

国内盤は全12曲で3000円のところ、ネットで輸入盤を購入すれば送料込みで1000円かからず、さらに輸入盤にはボーナストラックとして、メジャーデビューシングル『MADNESS』の3曲が収録されているということでこりゃ輸入盤を買わない手はねえっ!!と珍しくオンラインショッピングを利用したのです(僕は実際にCDショップに足を運んで物色するのが好きなのでネットショッピングは基本やらない)。

 

しかしお届け予定日を過ぎても一向に届かない!海外メーカーから直接発送されるためか予定日は注文した日よりだいぶ離れていたのですが、それでも届かない!

 

結局自宅ポストにブツが入っていたのは期日を過ぎてから2週間強。待ちくたびれましたよ・・・。今後輸入盤を取り寄せるときはちゃんと考えないとな・・・。

 

こんだけ待った分きちんと聴きこんで、待った甲斐のあるCDにしよう!と意気込み集中リピート。ここまで聴きこんだのでせっかくだからこの感想を形にしようと思ってこの文章を綴っております。

 

さて本作ですが、CROSSFAITHらしいエレクトロサウンドがふんだんに盛り込まれたラウドロックスタイルでありながら、クリーンヴォーカルが大幅に導入されたのが過去作との違い。コアなファンからは不評かもしれませんが、僕のようなメロディー重視リスナーにとってはキャッチーで聴きやすくなったたため、特にマイナスには感じません。攻撃性はバッチリ健在ですしね。

 

そしてそのKoieさんのヴォーカルがメチャクチャ上手い!デスヴォイスの破壊力は尋常じゃないし、クリーンも超いい声で歌唱力も高い。今や彼は僕のフェイバリットヴォーカルの1人です(笑)

 

エレクトロ化した後期Slipknotのような破壊力抜群のラウドナンバーM2「Xeno」、サビのシンガロングとキャッチーなメロディーのコントラストが面白いM3「Raise Your Voice」、ラップ風のパートから一気に解放感のあるサビへ転じる様が気持ちいいM4「Devil's Party」、これまたサビが非常にキャッチーでカッコイイ、ゴリゴリのメタルコアチューンM5「Ghost In The Mirror (feat. Caleb Shomo from Beartooth)」など、楽曲はどれも高クオリティーかつCROSSFAITHらしい個性が息づいていて楽しめます。

 

ただこのキャッチーさと勢いはアルバム後半において若干弱くなるかな・・・?バラード調の2曲とインストが後半に固まっているのがその印象を強めてるのかも。

 

僕はピコピコしたデジタル音は正直苦手で何となくこのバンドも敬遠していたのですが、彼らの楽曲はエクストリームメタルとしての骨格がしかとできているのか、拍子抜けするほど抵抗なく受け入れることができましたね。きっとエレクトロとラウドロックの融合のバランス感覚に優れたバンドのでしょう(Fear, and Loathing in Las VegasやTHREE LIGHTS DOWN KINGSとかはチャラめ要素が強すぎて個人的には厳しいので・・・)。この辺はヴィジョン・プログラミング担当のTeruさんのセンスかな。

  

ただM7「Wildfire (feat Benji Webbe from Skindred)」のような曲が増えてくるとキツイかな・・・(笑)

今年の夏に3rdシングルがリリース予定なのでどんな楽曲になるか期待したいと思います。

 

M2「Xeno」 Lyric Video

 

M4「Devil's Party」 MV

 

最後に僕が彼らに強い興味を持つきっかけになった動画を貼っときます。

2014年のKNOTFEST JAPANのライヴ。「Jägerbomb」「Countdown To Hell」のパフォーマンスです。

 

野獣のごとき獰猛なKoieさんの咆哮、へヴィでタイト、かつアグレッシヴな楽器隊の演奏と、こりゃ完全に世界レベルの音ですね。こんなにカッコイイライヴバンドだともっと前から知っていれば去年のKNOTFESTでのんきにメシなんぞ食わずに、アリーナ前方へ突入していたのに・・・。かなり後悔・・・。