ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

9/14 ACCEPT / THE RISE OF CHAOS JAPAN TOUR 2017 in 中野サンプラザ

ACCEPT 中野

あ~~~あ・・・もうライヴ当日からだいぶ時間経っちゃってるよ・・・。ブログに充てる時間が取れなくてもう・・・。毎日のように更新する方を尊敬しますよホント。

 

 

新ヴォーカルのマーク・トーニロを迎えてからというものの、まるで正統派へヴィメタルの教科書とも言うべき良作を連発しているドイツのベテランへヴィメタルバンド・ACCEPT。新作『The Rise of Chaos』をひっさげた来日公演の最終日に行ってきました。

 

 

9/2のEvoken Festは体調が優れなかったためイマイチ夢中になって楽しめず(そのためライヴ感想も上げてません)、前日に行われたKREATORは前売りソールドアウトで観ることも叶わず、せっかくの来日ラッシュを楽しめていなかったのでここで思いっきり鬱憤を晴らそうと思っていました。

 

 

仕事がどこまで長引くかわからなかったのですが、幸い出社予定時刻を大きく過ぎることもなく、職場からはあまりアクセスの良くない中野に開演10分前に到着。当日券だったのでかなり後ろの方ではありましたが、非常に観やすいコンサートホールのため不満に思うようなことは全くなし!ギュウギュウ詰めで後方では観づらいことこの上ないEvoken Festとは大違いでした。

 

 

開演時間をちょっと過ぎてから暗転し、最新作からのオープニングナンバー「Die By the Sword」の大仰なイントロが流れ出し、メンバーが登場。あの地を這うような低い漢コーラスと、ヒステリックなシャウトが炸裂すればアラ不思議!あんな素敵なコンサートホールが一気にむさ苦しい鋼鉄空間へ早変わり!!

 

 

決して近代のエクストリームメタルのような派手さは薄く、思いっきり2ビートで疾走するようなパートも多いとは言えない音なのに何でしょう、この得体の知れない高揚感は・・・!余計な装飾の一切ない、これぞまさにへヴィメタルの中のへヴィメタル!!ヘッドバンギングするための音!

 

 

設備がしっかり行き届いたホールのためか、音響がとても良かったのもイイですね。おかげで各楽器の音がクリアに聴き取れます。ウルフ・ホフマンの素晴らしすぎるギターリフ、トーンを思う存分堪能することができました。というかウルフだけでなく全メンバーの演奏、パフォーマンスの安定感が素晴らしい!特にウルフと並んで楽器陣として存在感を放っていたベースのピーター・バルテスは、演奏の合間合間にブリブリ唸るソロを披露していたのが印象的でした。

 

 

まるでウルフ・ピーター・ウヴェの3人がフォーメーションを組んでいるかのように、同様の動きでギターとベースを振り上げるパフォーマンスもキッチリ揃っていて観てて気持ちがいいモンです。

 

 

80年代の名曲を所々に配しつつも、「Stalingrad」「Final Journey」「Shadow Soldiers」といった最近の優れた楽曲も随所に登場し、決して過去の名曲にすがるのではない、現役感のあるセットリストも大満足でした。僕は当然80年代をリアルタイムで経験していないので、過去の楽曲にそこまで強い思い入れはなく、むしろ最近の楽曲をメインで聴いているタチなので嬉しい限り。

 

 

だからこそ僕の隣のオッチャンが80年代の楽曲では立ちあがって見守り、最近の楽曲になった途端席に座ってボーっと見たり、スマホいじったり、匂いのキツイもの食ってたりしていたのが若干ムカついたのですが(笑)、まあ他人のことなどどうでもいい!目の前のステージに注目するのだ!

 

 

激烈な疾走感が最高にアガる「Objection Overruled」、これぞACCEPTの代表曲ともいうべき「Fast as a Shark」を本編後半に持ってきていったん終了。割と早くに始まったアンコールは「Metal Heart」「Teutonic Terror」「Balls to the Wall」のお決まりの、だからこそアツい3連弾!もちろん隣のオッチャンは「Teutonic Terror」の時だけ座ってやがりました。ケッ!(笑)

 

 

いや~~しかし素晴らしかったですね。ヘヴィメタルの王道中の王道と言える楽曲をタップリ堪能することのできた、The へヴィメタル・ライヴでした。近代メロスピのような派手な疾走感はなく、メタルコアなどと比べて攻撃性は劣るはずなのにこの高揚感!!へヴィメタルとは何かという問いにこれ以上ない回答を叩きつけた爽快感MAXのステージでした。