ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

12/1 CROSSFAITH / WORLD TOUR 2018 - JAPAN at 新木場STUDIO COAST

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4回連続ライヴ感想を書くことになりました。ここ最近ライヴありすぎだ!

 

最新作『EX_MACHINA』を引っさげたワールドツアーを展開してきたCROSSFAITH。そんな彼らのジャパンツアーの新木場STUDIO COAST公演2日目に行ってきました。

 

今回サポートアクトとして日本のポストハードコアバンドのa crowd of rebellionの他に、アメリカのメタルコアバンド・OF MICE & MENが加わる予定でした。

 

WARPED TOURで満足に観られなかった分、ガッツリ楽しもうと意気込んでいたのですが、何と直前になってビザの問題が発生し来日キャンセルという憂き目に...

 

個人的にはメインアクトであるCROSSFAITHよりも期待値が高かったとすら言えるだけに、ヒジョ~~に残念至極。こないだのCD感想を読み返せば、もう虚しい気持ちにしかならんです...

 

しかしCROSSFAITHだって良いライヴを見せてくれるんだから...と自分を奮い立たせて、開演の30分くらい前に新木場駅に到着。「お目当てのバンドは?」の問いに「OF MICE & MENです」と答えたいのをこらえながら入場。ワンドリンクのオレンジジュースを一気に飲み干して、フロア下手側の後方に陣取る。

 

 

a crowd of rebellion

 

新潟出身のスクリーモ/ポストハードコアバンド。界隈ではそれなりに名の通っているバンドで、CDショップでバイトしてた時から結構名前は目にしていましたが、実際どんな曲をやっているのかは知らず、にゃんごすたーがドラムカバーしてた動画しか見たことが無かったバンドです(笑)

 

激ロックでは"CROSSFAITH meets 凛として時雨"などと形容されており、まあ確かに言われれば何となくそんな気がしなくもない...かなあ...?いや、CROSSFAITHはともかく、凛として時雨とはだいぶスタイルが違うと思いますが...

 

音楽性としては昨今の日本のラウドシーンにありがちな感じで、メタルコアっぽいヘヴィリフとデスヴォイスが交錯するパートから、いかにもJ-ROCKらしいメロディーをクリーンヴォーカルが歌い上げるサビが登場するもの。個人的に嫌いではないけど別段好きというわけでもないかなぁ...といった感じ。

 

ただ激ロックが「凛として時雨サイド」と見なしていると思われる、女性と聴き間違うほどの透き通るようなハイトーンのクリーンヴォーカルが他のバンドにはない強烈な個性として働いている。

 

バンドとしてはこのヴォーカルを自身の個性・武器にしたいと思っているでしょうし、実際一番目立っていましたが、この高音が受け付けないという人も中にはいるかもしれません。

 

どうやら今日が上手側のギタリストの誕生日だったようで、MCで「何歳になったの?」と振られ「24になりました」と答えており、自分と同い年の人が新木場でライヴをやっているという事実にちょっと驚いてみたり。今後自分と同世代、それより下の人たちがどんどんバンドシーンで頭角を現していくんだろうな~。

 

あと終盤のMCにてシャウト担当のヴォーカルが上着を脱ぎ捨てタンクトップ姿になったのですが、想像以上にガッチリした上腕二頭筋にこれまたビックリ。

 

 

CROSSFAITH

 

当然ながらOF MICE & MENは出てこず、メインアクトのCROSSFAITHの登場。最新作のオープニング通り「Deus Ex Machina」~「Catastrophe」の流れでスタート。

 

Koieさんがお立ち台でフラッグを振り回した後に咆哮が炸裂すると、前方部では早速押し合いへし合いのモッシュが発生しましたが、僕はフロア中ほどにいたのでそこまでギュウギュウにはならず、割と自由に体を動かせる。

 

ライヴ定番の「Countdown To Hell」はかなり序盤から投下され、フロア前方でサークルピットが発生するも、柵でスペースを制御された会場では、ややみんな窮屈そうで見栄えもイマイチだったかもしれません。

 

ただKoieさん自ら「CROSSFAITHといえばこの曲」と語るほどの鉄板の楽曲として定着した「Jägerbomb」では、フロア中央にひと際大きなサークルが二つ発生。せっかくなので僕も流されるままにサークルに参加!......するも、押し出されるように早々に出るハメになってしまった。

 

そんなこんなでフロアを充分に熱狂させる楽曲をバンバン披露していたのですが、どうも今のCROSSFAITHの客層はメタルコアよりも、エレクトロ、ダンサブルな要素を押し出した楽曲を好む人がメインらしく、ヘヴィなリフで暴れるよりも電子音を多用した楽曲で踊る方がリアクションが大きかったです。

 

特に彼らの楽曲の中でトップクラスにチャラい「Wildfire」はかなり反応が大きくてみんなノリノリ。まあ僕もこの雰囲気に飲まれながら体揺らして聴けば悪くない曲だとは思ったものの、こうも客層が変わってしまったのであれば、今後彼らから凶悪なメタルコアナンバーはさらに生まれづらくなってしまうのかな...とちょっと寂しく思ってしまいました。まあ今更彼らから『The Artificial Theory For The Dramatic Beauty』のような作品が生まれるとは考えられませんが。

 

少し長めのMCが終了してからの「Milestone」では、「携帯のライトを掲げてくれ」という指示のもと、会場内が無数のライトで照らされる。こういう演出はスタジアムとかアリーナとかでは非常にきれいになるのですが、STUDIO COASTくらいの規模では正直さほどでもないな(笑)

 

そしてライヴの後半、「次は俺らが2012年に発表した『ZION EP』からの曲です」と伝えられ、「お、ここで「Leviathan」が来るか?それとも「Quasar」なんてレア曲か?」と思っていたら、飛び出してきたのは「Scarlett」で、天井のミラーボールがギラギラと輝きだす。

 

 

 

 

.........アレ?これって2013年の『APOCALYZE』からの曲じゃないの?

 

俺の記憶違いか?と必死に頭の中のアルバム曲目をたどるも、どう考えてもこの曲は『ZION EP』には入っていない。Koieさんの勘違いか言い間違いだろうか。

 

本編ラストは個人的にはあまりCROSSFAITHにはこういう曲調は期待していないのにシングル曲になった(笑)「Freedom」、そして最新作『EX_MACHINA』における屈指の名曲「Daybreak」。

 

「Freedom」はともかくとして(すいません)「Daybreak」は是が非でも生で聴きたかった曲だけに、ここにきて本気のヘッドバンギングでバンドに応える。やはりこの曲の獰猛な勢い、ラストの壮大で美しい展開は素晴らしい。

 

ただ僕の周りで観ている人たちのリアクションはさほどでもなかったような...。やはり今のCROSSFAITHファンはメタルコアは求めていないのか...。

 

アンコールはここにきて彼らの凶悪な側面をむき出しにした「The Perfect Nightmare」「Monolish」という強烈な二連発。ここで暴れなきゃいつ暴れんだ!と言わんばかりに、メタルコアキッズがテコンドーモッシュを開始。

 

僕としては「まだCROSSFAITHでもこの手のノリが残っていたのか!」とちょっとうれしくなって、彼らに向けてメロイックサインを掲げていましたが、エレクトロコアの要素を増強させてからファンになったと思われる人たちは皆「え...何このヤバイ人たち...」とでも言いたげな顔をしていました(笑)

 

最後にKoieさんから「来年の3月から4月にかけてワンマンツアーを行う」という告知がなされて終了。開演時間が17時と早かったことと、OF MICE & MENのキャンセルがあったこともあり、19時半ごろという異例の早い時間帯で終演を迎えました。

 

しかしCROSSFAITH、パフォーマンス自体は世界を相手に戦ってきただけに文句のつけようもないカッコよさではありましたが、オーディエンスのリアクション含め、このままどんどんメタルコアから遠ざかっていくのではと思うと、これ以降もライヴに積極的に足を運ぶのはどうなんだろうとちょっと考えてしまいます。僕がこのバンドに期待してる音、そしてバンドが志向する音と大多数のオーディエンスが支持する音が乖離していると思うと、なんだかやるせない。

 

「昔の方が良かった」的なことを言う人(いわゆる「懐古厨」ってやつ)はあまり好きじゃない僕ですが、このバンドに関してはやはり過去の楽曲方がパンチがあったなぁ~という感じです。