ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

洋服屋さんにおける買い物中の苦悩

先日新宿のショッピングセンターで買い物をしていた時のことです。

メンズファッションのお店に立ち寄りフラフラ彷徨うように物色をしていたら、突然笑顔のイケメン店員さんに声をかけられました。

「サイズたくさんあるのでぜひ試着してみてくださいね~。」

「最近のTシャツは大きめに作られてあるので、Mとかでもいいかもしれないですね。僕が今着てるのもMサイズなんですけど...」

来た。来てしまった。

僕はそれとな~く「ああ、そうなんですね」「わかりました。ありがとうございます」と(何とか作った)笑顔で受け応えし、ささっとその場を離れるように移動しました。

そう、僕は服屋さんで店員さんに話しかけられることが苦手なんです。

別に話しかけられて即キョドるほどのコミュ障というわけではないのですが、なんだか話しかけられた後、とっても居心地が悪くなるというか、変に狼狽してしまうんです。

自分で書いてて悲しくなるのですが、僕はファッションセンスというものが皆無です。マジで皆無。店頭で見たらカッコいいと思った服でも、いざ着てみてしばらく経った後、自分のあまりのイモ臭さに愕然とすることも一度や二度ではありません(もしかしたら単に自分の見た目の問題かもしれませんが、それはそれでイヤだなあ/笑)

しかも洋服の値段を見て、「これ一着買う金でアルバム二枚買えるじゃねえか」という謎のもったいない精神も発揮されてしまうため、前述のセンスの無さ、生来の優柔不断さと相まって服を選ぶのはヒジョ~に慎重にならざるを得ないのです。「安くない金払うのだから失敗できんぞ!カッコいいものを買わなきゃ!」と。

そんな風にじっくり時間をかけて吟味している最中に店員さんに話しかけられてしまうと、一気に焦りの気持ちが出てくる。

勧めてくれたんだから何か買わなきゃ悪いよな、とか

下手に「これが気になってて...」みたいなテキトーなことを言うと、その服と同系統のものをグイグイ進められて断りにくくなってしまいそうだ、とか

店員さんに自分を認識されて「さっきからあいつ同じとこグルグル回っててウザいんだよ。早く買えよ」みたいに煙たがられてしまいそうだ、とか

「せっかくフレンドリーに話しかけてやったのに態度が不愛想でイヤな奴だ」と思われてしまいそうだ、とか......

無駄なネガティヴ思考に頭を支配されてしまうのです。

わかっていますよ、わかっていますとも。被害妄想だというのはわかっています。けれども一度そう思ってしまうとなかなかね...。ネガティヴ思考から抜け出せないのですよ。

「ファッションに自信がないなら店員に聞けば良いじゃねえか」と思うかもしれません。ええ、わかりますよ。プロに聞けばダサくならないはずだと。

でも僕のように主張が苦手で、見た目も垢抜けてない若造がスタイリッシュな店員さんに「どれが似合うと思いますか?」なんて恥ずかしくて聞けませんよ(笑)

何とかその日は焦燥感に駆られる中シンプルでダサくなさそうなトップスを2着レジまで持っていくことに成功し無事購入。背中にはじんわりと脂汗をかきながら...。

よ~し、頑張った俺!!

しかしどうにかなんないものか、この店員恐怖症(?)は。決して店員さんをウザがっているわけでも嫌っているわけでもないんですけど...。何か良い切り返し方法や、受け応えのコツがあったら是非とも教えて欲しいものです。

そういえばマキシマム ザ ホルモンのギターヴォーカルであるマキシマムザ亮君も、靴屋で店員に声をかけられると具合が悪くなる(ホルモンQ&AのQ.10参照)らしいので、僕も彼と似たような人間だったりするのかな~。

"新しいゲームソフトを買ったら、説明書や注意書きの紙とかを全部綺麗にパッケージの中にしまって、夜寝る前に眺める"という、小学生の頃の僕と全く同じ行為をしていた彼とは、どこか通じるマインドがあるのかもしれない、と勝手に思っています。