ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

Last Alliance 『KAWASAKI RELAX』 (2009)

Last Alliance 『KAWASAKI RELAX』

ライヴ感想にも書いた通り、DEAD POP FESTiVALPURE ROCK JAPANで二週続けて川崎に足を運びました。

 

これも何かの縁であろうと、せっかくだから(?)川崎の名を冠した名盤をこのタイミングで取り上げてみたいと思います。強烈な哀愁美旋律と疾走感、タイプの異なるツインヴォーカルを武器とするエモ/メロディックハードコアバンド・Last Allianceの5曲入りミニアルバム。

 

本作はS☆CREATERSBERMUDAという、メンバーが元々在籍していたメロコアバンドの音楽性に回帰したような作品で(とはいうもののこの2バンド、僕はほとんど聴いたことないんですが...)、歌モノ寄りのエモコア要素もふんだんに取り入れていた従来の作風とは異なり、英詞メロコア一辺倒とも言える潔い出来栄え。

 

Last Allianceというバンドは何といっても青く煌めく哀愁バリバリの美メロこそが最大の武器であり、そんなメロディーが最大限に活かされている叙情エモ路線の楽曲は素晴らしいの一言。よって本作で聴かれる疾走メロコアスタイルが必ずしも彼らにとって良いとは言い切れないかもしれません。

 

しかし本作に収められている、胸を締め付ける極上の哀愁が爆走しまくるサウンド!!この音の殺傷能力はハンパではなく、疾走好きのメロコアキッズから、泣きメロ好きリスナーまでノックアウトされてしまうでしょう。そしてその二つの素養を持った僕はそれはもう見事にヤラレております(笑)

 

メインソングライターであるANZAIさんとMATSUMURAさん、両者の個性が存分に発揮されたM1「WEDGE」、M2「TODAYからして実に胸を打つ名曲。前者は仄暗さと怪しさ、力強さを秘め、後者はスタンダードな叙情性を発揮しており、どちらも強烈に切ないメロディーが聴けて泣ける!

 

落ち着いた展開を見せつつ、やはりサビでは暗めなメロディーで疾走するM3「DAYS」、本作においては比較的パンク要素が強めながら、彼ららしい叙情ポップメロが光るM4「8HEARTBEAT∞」、出だしのサビからアウトロのコーラスまで全てにおいてエモーショナルな泣きを見せ、熱いシンガロングも響くドラマチックスピードチューンM5「TOMORROW」と、短い収録時間中に彼らの美点がこれでもかと詰まりまくっています。

 

何だか最近巷では音楽の感想においてやたら「エモい」という言葉が流行っており、大して面白くもない曲や歌詞にまでエモいエモいエモいエモい言われまくっているそうなのですが......

 

いやいやちょっと待て君たち、本当のエモとはこういう音のことを言うのだよ。これこそが真のエモーショナル・ハードコアなのですよ!

 

そんな偉そうな言い方をしたくなるほどの哀感に満ち満ちた名作。このメロディーにヤラレた人は、ぜひジャパニーズ・エモの決定版である『Me and Your Borderline』『the sum』も聴いてみて欲しいです。

 

M1「WEDGEOfficial Audio

 

M2「TODAY」 Official Audio