ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

11/3 JAPANESE ASSAULT FEST 19 – THRASH THE WALL at 吉祥寺CLUB SEATA

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毎週のようにライヴに行っていた9月に反して、一度もライヴに足を運ぶことのなかった10月。そんな物足りなさを埋め和わせるかのような、マニアックで熱いイベントに足を運んできました。

 

規模こそだいぶ劣るもののTHRASH DOMINATIONと並んぶスラッシュメタルの祭典となる(スラッシュで全部固めたのは今年が初らしいですが)JAPANESE ASSAULT FEST。僕は二日目のみの参加で、トリにXENTRIXを据えて、CRISIX、GAMA BOMB、INSANITY ALERTという、正直今までしっかりと聴いてきたバンドはほとんどいないメンツなのですが(笑)GAMA BOMBの新作はかなり良かったし、CRISIXも観てみたかったのです。

 

会場のある吉祥寺は電車の乗り換えこそ楽なものの、いかんせん家からメチャメチャ遠くて気軽に来れる場所ではない。今日含めて二回目かな。なかなか面白そうな街ですが、まあ渋谷とか新宿とかの方が楽に行ける身としてはわざわざ来る理由のない所ですね...

 

ディスクユニオンで旧譜を少しチェックした後、すぐさまCLUB SEATAへ。設備自体はなかなか綺麗なハコでしたが、コインロッカーのスペースとその入り口がメチャクチャ窮屈で小さく、しかも喫煙スペースも兼ねているためタバコの煙をダイレクトに浴びてしまうという劣悪な造りになっており、なぜこんな設計にしたのかは謎...。

 

ひとまずワンドリンクを飲み干した後フロアに直行。満員には至らない感じでしたが、こんなマニアックなメンツで二日間開催してこれだけ集客できたのは充分健闘したといえるかも。

 

 

INSANITY ALERT

 

オーストリア出身のクロスオーバー・スラッシュメタルバンド。本日のライヴの出演が決まるまでぶっちゃけ名前すら知らないバンドだったのですが、ハードコアの荒々しいガムシャラな勢いと、スラッシュメタルらしいヘヴィでザクザクしたリフの応酬は、非常に刺激的でカッコいい。

 

「暴食禁止」と書かれたTシャツに、LOUD PARK16のラッセル・アレンのようなチープなお面をかぶって登場したヴォーカルの存在感が凄まじく、さらには何故かカニバサミを両手に付けてきたり、"FUCK THIS SHIT!""METAL PUNX NEVER DIE!""暴れろ!""うんこ"などと書かれた発泡スチロールの板をフロアに向かってぶん投げたりと、ド頭から非常に頭の悪いステージングを披露していました(笑)

 

今回はスラッシャーが大勢集まったこともあり(ナード臭い人もいましたが/笑)、メタルのライヴとしては若い荒くれ者が中央にピットを作り、モッシュやサークルの嵐が。一番手として気持ちのいい激音と、面白おかしいステージを見せるバンドに呼応するようにフロアの様子も激化していきました。いや~~、元々パンク上がりのリスナーだからこう思うのかもしれませんが、やはりロックのライヴというのはこうでなきゃね。

 

最後はIRON MAIDENの「Run To The Hills」のサビの歌詞を"Run To The Pit!" "Mosh For Your Life!"に変更してのカバーでは、その歌詞につられるようにピットが形成され大合唱を巻き起こしました。やはり名曲は盛り上がりますね。

 

 

GAMA BOMB

 

お次はイギリスのGAMA BOMB。個人的には一番のお目当てであり、僕の他にもそういう人は多かったのか、人集まりはINSANITY ALERTよりも明らかに多い。

 

彼らは音源の段階からスラッシュメタル特有の刺々しさや毒が少なく、ANTHRAXにも通じるユーモアや親しみやすさが感じられるものでしたが、それはライヴにおいても共通。ヴォーカルがアロハシャツを着ている時点でダークさとは無縁であることがわかります。

 

どこか明るく楽し気な楽曲を笑顔でプレイするためか、モッシュピットも心なしか楽しそうな雰囲気が支配的。緊張感に満ちた極悪ピットももちろん最高ですが、こういうピースフルな空間も見ていて楽しいですね。

 

しかしそうはいってもやはりスラッシュメタルバンド。鋭利に研ぎ澄まされたリフと、疾走に次ぐ疾走。何度もハイトーンシャウトを連発するヴォーカルと、メタルライヴとしての熱さは充分。個人的に彼らの楽曲で一番好きな「666teen」にはアガりましたね!"6!6!6!teen!!"のシンガロングを拳を振り上げ共に歌う!!

 

そしてスラッシュ界隈随一のホッコリMV(?)に登場するマスコットキャラ・スノウウィーを連れ出して「Bring Out The Monster」を披露。曲に合わせて踊るスノーウィーは可愛らしい...と思いつつ、やたら低い声で「昨日酒をたくさん飲んだから日本を満喫できてない」みたいなことを言ってました(笑)

 

最後は両手を頭上で交差する忍者ポーズからの「Untouchable Glory」で大団円。この曲の"ウッ!" "ハッ!" "ウッハッ!" "アーンタッチャボーッ!"のシンガロングは熱い!!

あなたのズボンを脱ぎます!

 

 

CRISIX

 

このバンドを初めて知ったのは、今は存在していないメタルレビューブログにて彼らの作品が取り上げられて、絶賛されていたのがきっかけでした。

 

そのブログは更新頻度の高さといい、文章の読みやすさや正確性、小ネタやニュースもガンガンに拾い上げる網羅性といい、非常に参考になるもので、管理人さんの多忙により更新が滞って、最終的には無くなってしまうのですが、本当にもったいない話ですね~...。あのブログで興味を持ったバンドいっぱいあったのですが...

 

まあそれはさておきバンドのパフォーマンスなのですが、これが本当にスゴかった。前2組も充実のパフォーマンスを見せてくれていたのですが、このバンドはちょっと別格でしたね。

 

思い切りヘヴィ、かつスラッシュらしい切れ味を持つリフを持ち、デスラッシュバンドのような凶悪なヴォーカルワーク、メタルコア張りのリズム落ちパートを交えながら、どこかキャッチーな響きで疾走する楽曲の破壊力が尋常ではない!このライヴを観て微動だにしない人間はエセスラッシャーだな。

 

バンドメンバーを狭いステージを駆け回り、フロアの熱気をさらに高める。スペイン出身バンドらしい見た目の暑苦しさもあって(笑)盛り上がりは早速ピークに。

 

そんな轟音のライヴにおいても、このバンドもGAMA BOMB同様遊び心があるらしく、ドラゴンボールフリーザをテーマにした「Frieza The Tyrant」では、オーディエンスの中にいるフリーザのコスプレをした人(全身タイツに紫の模様を入れ顔面は真っ白)をステージに上げ、さらについてきたアラレちゃんのコスプレに爆笑しつつ、一緒にヘッドバンギング。強烈な音圧をさっきまで披露していたバンドとは思えない雰囲気に。

 

さらにメタルバンドのアニソンカバーのお約束ともいえる「ペガサス幻想」をオーディエンスと共に大合唱したり、METALLICAやEXODUSといった先輩スラッシャーのカバーを交えて熱狂させたりと、フロアの狂乱は本日イチではなかったでしょうか。

 

この日東京近郊に住んでて、経済的にもスケジュール的にも余裕があって、そして速くてカッコイイメタルが好きな人がこの日の彼らのライヴを観ていないとしたら大損こいてるぞと。そう言いたくなるほどの凄まじいライヴでした。スラッシュ系のライヴでここまで高揚したのはひょっとしたら初めてかもしれない。

 

 

 

その後はロビー(と言うには狭すぎるけど)のディスクユニオンの販売スペースでCDとレコードを物色し、3枚1000円ということもあって、何の気なしに手に取ったメロパワ旧譜を購入し、ロッカーに預けていた荷物を取り出す。先述の通り吉祥寺は家からかなりの距離があるため、最後まで残っていると帰宅がやたら遅くなるため、XENTRIXは途中までというのを最初から決めてたのです。なによりCRISIXがヤバイくらい最高だったのでお腹いっぱいでしたしね。

 

そんなこんなでトリのXENTRIXは前半しか観なかったのですが、ぶっちゃけて言うとオーディエンスを楽しませるため様々な趣向を凝らしたINSANITY ALERT、マスコットキャラが登場しはっちゃけまくったGAMA BOMB、アニソンや大御所のカバーを交え、最高にカッコいいパフォーマンスだったCRISIXと比べると、本日の出演組の中で一番普通.....もっとハッキリ言っちゃうと地味でしたね...

 

もちろんトリの貫禄に相応しいヘヴィなサウンドは良かったし、パフォーマンスに不足は一切ない。ただそこまで疾走しまくっている訳でもないので、モッシュピットらしいモッシュピットも発生していませんでした。最後だというのにちょっと寂しいな。まあみんな疲れて動けなかったのかもしれませんが。

 

ちょうど良いところで切り上げて、GAMA BOMBのメンバーとスノーウィーがたむろしている空間を横目に帰路につきました。

 

しっかりと観たアクトは3バンドだけでしたが、どのバンドも自身の個性や強みを活かし、1時間タップリプレイしてくれたので満足度は高かったですね。特にCRISIXのライヴ力には驚愕しました。知らぬ間に新作も出していたみたいですし、これを機にもう少しジックリ聴きたいですね。

 

そんな満たされた気持ちで帰っていたのに、帰り道アレルギー性鼻炎の症状が悪化し、さらにアルコールと音と光による頭痛に苛まれ、最寄り駅を出た後は強い雨風にさらされるなど、散々な目にあったのですが......(泣)