ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

2/1 END ALL / ~The Be All, End All release party~ at 渋谷サイクロン

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コロナウイルスが猛威を振るう中、大量の人が集まる土曜の渋谷に行くのはなかなかの抵抗がありましたが、ライヴがあるのだから仕方ないですね(笑)

 

酔いどれスラッシュメタルバンド・END ALLのフルアルバムリリース記念ライヴに足を運んできました。対バンに国産ハードコアの大物であるCOCOBAT、実力派マッチョメタルコアのHER NAME IN BLOODを迎え、これでチケ代が4000円しないとは行くっきゃないでしょう。

 

しかしAIR JAM出演経験のあるベテランに、メジャーアーティストもいて、土曜の渋谷という公演において200~300人くらいしか入らないハコがソールドしないとは...。観やすいのはありがたいのですが何だか切ないですな...

 

開演前に渋谷センター街をブラつき(カフェにでも入ろうかと思ったけど、どこもかしこも満杯で断念)、タワーレコードでCD物色後にサイクロンへ到着。通路が狭くタバコの臭いがプンプン、フロアに行くまでのスペースがかなり窮屈で個人的に好きなハコではないのですが、まあこのアングラな雰囲気がロックのライヴハウスにはピッタリとハマるのも確か。

 

 

COCOBAT

 

一番手は国産ハードコアの重鎮COCOBAT。上裸の男二人をサイドに従え、過度なパフォーマンスをせずしたたかに歌うヴォーカルのHIDEKIさんが渋カッコいい。

 

そしてサイクロンの店長でもあるギターのSEIKIさん、バンドの核となる超絶ベーシストTAKE-SHITさんは曲に合わせて身体を揺らしフロアの温度を上げる。やはりギターよりも全然音がデカい破壊的なベースプレイは圧巻で、ここまで特徴的かつ目立つベーシストはなかなかいないでしょうね。このバキバキゴリゴリの低音が最高に気持ちいいのです。

 

間にMCは一切挟まず、不愛想とも言えるほど淡々とステージングをこなしていくのは前回観た時と同じですが、今回はスラッシュメタルメタルコアの対バンということで、速さ重視でない彼らの音はあまり馴染みがないのか、フロアはそこまで盛り上がっている感じではないかな。僕は隣のお兄さんと一緒にガンガンヘドバンしてましたが(笑)

 

ただライヴも後半に差し掛かる段階でようやく小規模なモッシュピットが形成。今まで空気を読んで暴れていなかった人たちが、ここぞとばかりに暴れ出す。名曲「grasshopper」で盛り上がりは最高潮に達した感じです。とはいえピットの規模自体が小さいままでしたけど。

 

 

HER NAME IN BLOOD

 

お次は個人的メインアクトのハーネーム。徹底してストイックなライヴを展開したCOCOBATとは異なり、こちらはある種の親しみやすさ、愉快さが持ち味で、初っ端からアガるアガる。

 

明朗な「POWER」、ヘドバンに特化した「DARKSIDE」などライヴ映えする名曲を連発し、ガタイの良い男が狭いステージで前に出てくる様はやはり迫力抜群。革ジャンとサングラスで決めたIKEPYさんがイカす。

 

今回はかなり前の方に行くことができたので、過去最高にバンドのパフォーマンスを間近で観ることができたのですが(上手側にいたので特にギターのDAIKIさん)、う~~ん、やっぱりカッコいい。楽曲の魅力はもちろんのことながら、この男らしさと暑苦しさ!男として生まれたからにはこのマッチョなメタルコアを爆音で浴びる感覚は何物にも代えられません。

 

ビールを愛するEND ALLが主役であるこの日、IKEPYさんと同じくビール好きなMAKOTOさんが缶ビール片手に乾杯しつつ、革ジャンを脱ぎ捨ていつものタンクトップ姿となったIKEPYさんが「愛と筋肉とメタルを届けに来たぞ!」と煽る。そこからさらに疾走キラーチューンの「SAVIOR」、鈍重なモッシュパートが迫力抜群の「LET IT DIE」、非常にキャッチーながら彼らの攻撃性は何も損なわれていない「LAST DAY」など強烈なナンバーのオンパレード。

 

特に「SAVIOR」は大好きな曲だけにイントロのリフだけでアガりましたが、DAIKIさんの強烈な速弾きギターソロが目の前で繰り出されて興奮MAX!バンドとの距離がメチャクチャ近かっただけにひと際迫力のあるステージでした。この時点でもうかなりの満足度です。

 

 

END ALL

 

トリはアルバムを出したばかりのEND ALL。正直このバンドの音源に触れたことはほとんどなかったのですが、なんでも"ストレートでキャッチーな正統派スラッシュから、ロックンロール的なパーティ・ソング、ハードコア/クロスオーバー・サウンドまで幅広い。お気楽癒し系健康優良スラッシュ・メタル・バンド。"とのこと。

 

音楽的にはSLAYERやEXODUSのようにダーティーで極悪な感じではなく、ANTHRAXやGAMA BOMBあたりに通じる陽気さ、楽しさを感じさせるスラッシュをプレイしているバンドのようです(そもそもバンド名、そしてアルバム名は明らかにANTHRAXの曲からとってきているし)

 

先ほどのHER NAME IN BLOODの時点でかなり前の方にいたのですが、彼らのライヴが始まるころには、僕の前にいた人が掃けたこともあって、かなり最前に近い位置にまで到達。ライヴでここまで前の方に来たのは初めてなんじゃないか。

 

そしてメンバーが登場して演奏がスタートするのですが......あれ?ヴォーカルの声が全然聴こえない!!

 

前の方にいるとギター・ベース・ドラムの音はかなりハッキリ聴こえるのですが、肝心要のヴォーカルがもう見事に聴こえない。荒々しいスラッシュサウンドで頭を振ることはできても、歌を追うことが一切できない。アーティストを間近で観れる一方で、こんなネックがあるとは...。いや、この日の音のバランスがアレだっただけで、ホントはもっとハッキリ聴こえるのかな?

 

ただそんなヴォーカル面の問題を抜きにすれば(抜きにするにはだいぶ大きいけど)、パフォーマンス自体は荒くもカッコよく、しきりに前の方に出てきて速弾きソロを繰り出すギターのカッコよさを存分に堪能。多分今までで一番速弾きを近くで見る機会になりましたね。あんな左手の動き絶対できねえ。

 

ビールの飲みすぎのためかMC中何度もゲップをかましながらも、渋谷メタル会から発足したメタルレーベル「Shibuya Metal-Kai Records」からリリースできた喜びを口にし、さらにゲストヴォーカルとしてCOCOBATのHIDEKIさん、さらにTHOUSAND EYESのDOUGENさんを招く。ただHIDEKIさんはまだマシながら、DOUGENさんのヴォーカルがまた聴きとりづらく、せっかくの攻撃的なシャウトを100%味わえないのはもどかしい...。

 

そんな音の問題はありながらもアグレッシヴではっちゃけまくったステージをたっぷり60分堪能できたので満足感はかなりのものでしたけどね。三者三様のエクストリームなサウンドにお腹いっぱいです。これで3500円は安いもんです。

 

ただ頭痛持ちの人間としては何度も点滅する光の刺激と爆音にさらされ続けたおかげで、帰り道の体調にかなりの不具合が生じたのは辛かったのですが...。あまり前に行きすぎるのも考えモンだな~。