新年明けましておめでとうございます。
昨年はとにもかくにも新型コロナウイルスと鬼滅の刃の話題でもちきりだった年でした。新しい生活様式とやらも打ち出されていましたが、ぶっちゃけ僕の私生活はライヴに頻繁に行けなくなったこと以外にはほぼ何も変わっておらず...(汗) まあこれは12月に入った段階でもちょろっと書きましたね。
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緊急事態宣言下においては「今後ライヴ行けるのかな...」と少し考えたりもしましたが、幸い少しずつライヴハウスも営業してきているようなので、今年はもっと小さいハコでのライヴに行けたらいいですね。まだ外タレ招聘は難しそうですけど。
厳しい境地に立たされている音楽業界、僕にできることなんて雀の涙ほどでしかないでしょうけど、少しでも利益に繋がる動きができたら嬉しいですね。
僕個人の話でいうと、ライヴがほとんど観られなくなったことにより、生活の彩りが大きく失われてしまったがために、ずいぶんと味気ない一年で終わってしまったような...。休日も特にこれといってやることもなく、フラフラとお出かけしたり、カフェでフレンチトーストを嗜みながらパソコンをカチャカチャいじったり。う~~~む、このままでよいものか、俺のプライベートは。何かやろうっと。
このブログに関してですと、なんといっても4年続けたFC2ブログから心機一転、はてなブログへと移行してきたことが最大のトピック。まだまだはてなの機能をフルに使えてるとは言えませんが(それはFC2も同じでしたが...)、何とかブログのレイアウトやデザイン、更新の方式も定まり、粛々と進めることができています。仕事の忙しさでちょっとばかりCD感想のペースが落ちてしまったかのようにも感じますが。
さて、一年のスタートのお決まりとなってきている年間ベストアルバム&ベストソング、今年も選出してみました。結果としてはこんな感じです!
2020年 年間ベストアルバム
第1位
Primal Fear 『Metal Commando』
正統派メタル屈指の実力派である彼らの新譜は、相変わらず全メタルヘッズの期待を決して裏切ることのない鋼鉄アンセムのオンパレード。もう彼らの勢いを止めることは誰にもできないでしょう。今年No.1のピュアメタルサウンド。
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第2位
ANAAL NATHRAKH 『Endarkenment』
鬱屈として狂気的なブラックメタルサウンドを貫きながら、そこに差し込む美しいメロディーに心を奪われる一枚。美醜はこんなにも自然に、かつ高次元に共存することができるのかと驚かされました。
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第3位
VICTORIUS 『Space Ninjas From Hell』
メタルがナードで何が悪い!という開き直った叫びが聞こえるかのような、オタク/サブカル臭が満載。しかしアホっぽいネタアルバムで終わらず、キャッチーで勢いのあるメロスピとして、ここまで高いクオリティーに仕上げたのはお見事。
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第4位
DGM 『Tragic Separation』
複雑に入り乱れる演奏と、目まぐるしい曲展開はプログレッシヴメタルそのもの。しかし、そこに一切の小難しさを感じさせないキャッチーなメロディーが絶妙に溶け込み、メロディックメタルとしても抜群の完成度を見せる。
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第5位
TRIVIUM 『What The Dead Men Say』
メタルコアとしてのアグレッションと、正統派メタルのメロディアスさをブレンドした、TRIVIUM流メタルが100%堪能できる一作。演奏もヴォーカルもメロディーも、全てにおいて彼ららしさと強い芯を感じる。
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第6位
ANNIHILATOR 『Ballistic, Sadistic』
とにかくジェフ・ウォーターズによる巧みなリフ捌きが冴えわたる、鋭利な緊張感に満ちたスラッシュチューンのオンパレード。絶妙にキャッチーな色も含めたギターソロも素晴らしく、メタルギターのエネルギーが大爆発しています。
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第7位
OUTRAGE 『Run Riot』
ベテランらしい渋みと完成度の高さに加え、ベテランらしからぬ荒々しさを備えた骨太疾走ヘヴィメタル。数々の大御所バンドが全盛期に比べて落ち着いた作風になるのを尻目に、まだまだロックであろうとするオッサンに最大限のリスペクトを。
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第8位
The Black Dahlia Murder 『Verminous』
デスメタルバンドとしての姿勢と楽曲のクオリティー、ヨーロピアンメタルにも通じる哀愁のギターを取り入れたブラダリ流メタルのスタイルは一切不変。地下を蠢く害獣たちの醜悪・凶悪な音に鼓膜を蹂躙されるがまま。
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第9位
Sinner's Blood 『The Mirror Star』
南米チリから突如現れた超新星。普遍的な魅力に満ちたキャッチーな歌メロのセンスが光り、キメとなるキラーチューンも生み出せる地力の高さに感嘆させられました。今後のメロディックメタルシーンでどう活躍してくれるのか。
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第10位
日向坂46 『ひなたざか』
さんざん「メタルが好きだ」「パンクが好きだ」とのたまっていた癖に、ベストアルバムにこれを入れるのは自分でもどうかと思いましたが(笑)、何かと暗い話題の多い2020年に、毎週のように明るい笑いを提供してくれた感謝の意と思い入れを込めて、特別賞としてここに選出。
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2020年ベストソング
第1位
「Dangerous Ground」 H.E.A.T
「カッコいいハードロック」そのものズバリな、2020年最強のロックアンセム。このヴォーカルパフォーマンスが生で聴けないのは辛いなあ...
第2位
「I Am Alive」 Primal Fear
1位がハードロックの名曲なら、こちらはヘヴィメタルの名曲。正統派メタルという音楽に求められる壮大なスケールとカッコよさがすべて詰まった至高の名曲。
第3位
「DISOBEY」 CRYSTAL LAKE
2020年の衝撃度No.1。これほどまでに凶悪でヘヴィな楽曲が日本の音楽シーンから生まれたんですよ。世界のメタルヘッズ達をひれ伏させる破壊力。
第4位
「The Defiant」 TRIVIUM
歌は非常にメロディアス、劇的なツインリードもあり、そして半音上がるクライマックスのサビ!すべての音が震えるほどカッコよくてドラマチック。
第5位
「The Age Of Starlight Ends」 ANAAL NATHRAKH
エクストリーム極まりない楽曲なのに、サビによるクリーンヴォーカル、そして後半のギターソロがあまりに劇的で言葉もない...
第6位
「Paradise Of The Architect」 DYNAZTY
このダイナミックに展開されるキャッチーなメロディー、これこそがDYNAZTYに求める音なんです。
第7位
「101回目のプロローグ」 UNISON SQUARE GARDEN
穏やかな出だしに綺麗なサビ、そう思ったら密度の濃い高速インストパートへと、曲展開の美味しさが光る。ラストのアカペラ演出がニクい!
第8位
「Phoenix Rise」 Sinner's Blood
凶悪なヘヴィさも、ド派手な技巧もない、シンプルにキャッチーでカッコいいHR/HM。こういうわかりやすいサビが僕は好物なんですよね。
第9位
「Blood And Scars」 OUTRAGE
イントロのギターフレーズから、曲タイトルを叫ぶサビ、ギターソロに野郎シンガロングまで、野蛮で熱くてカッコいい!血が滾る......!!
第10位
「EUREKA」 lynch.
クリーンヴォイスの魅力を活かした、星空を思わせるように煌めくメロディーが美しいミドルチューン。エモいとはこういう曲のことを言うのでしょう。
2020年を終えてみて
ライヴこそ観ることができなくなってしまったものの、アルバムは質の高いものがリリースされたのは、音楽ファンとして非常にありがたい限り。
ただ2017年~2019年の名盤・良盤リリースラッシュは少し落ち着いた年だったかな?という感じでしょうか。ここ数年と比較するとわずかにパンチは劣る印象だったかもしれません。
とはいえPrimal Fearのアルバムはもうさすがとしかいえない完成度だったし、ANAAL NATHRAKHの予想外なほどに美しいメロディーは衝撃的でした。DGMやThe Black Dahlia Murderは相変わらずの安定感&高品質。Sinner's Bloodという今後に期待できるバンドも現れたのも印象的でしたね。
ベストアルバム上位はそこまで深く悩むことはなく選出できましたが、下位になるにつれ「あれも良かった」「これも良かった」といろいろと考え込みました。他にも入れたかったアルバムは多いです。
そんな中、H.E.A.TやMAGNUS KARLSSON's FREE FALL、Ailiph Doepaといった優れたアルバムを差し置いて、日向坂46を10位に入れるのはいかがなもんかと思ったんですよ。
まあ毎週『日向坂で会いましょう』を見て、そのときのBGMやスタジオライヴで聴いてきた楽曲が多数あるので思い入れもあるし、何気に聴いた回数もその他のアルバムに負けてないですし。これ以外の10位候補のアルバムは、他ブログでベストアルバムとして選ばれてるでしょうから、僕みたいなアウトローが一人くらいいてもいいでしょう(笑)
ベストソングも今年印象に残ったり、衝撃度の大きかった曲を思いつく限り挙げて並べてみましたが、こちらも同様に下位になるほど悩みました。だいたい選びきったかなと思ったときにも、「やっぱりちょっと違うか...」と順位を変えたり、次点の曲をランクアップさせてみたり。
ただベスト3はすんなり決まりましたけどね。最高にカッコいいハードロックとヘヴィメタルの名曲を1位と2位に選出し、最初に聴いたとき凄すぎて思わず笑っちゃった曲が3位に。
さて、コロナでてんやわんやだった2020年が終わり、まだまだ先が見えない状態ではありますが、僕の生活スタイルはほぼ変わらず、CD買ってブログ更新しての繰り返しをしていきます。
が、先程書いたとおりプライベートが死に体というくらい味気ないものでしたので、何かやりたい。何かが何なのかはまだわかりませんが、何かやりたい。
今年で当ブログも丸5年。とりあえずモチベーションが途切れるまで続けていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。