正月早々こんな気分にはなりたくありませんでした。
フィンランドを代表するメロディックデスメタルバンド・Children Of Bodomのフロントマンにして、現在はBodom After Midnightに所属していたアレキシ・ライホが死去しました。
なんでもここ数年は健康に問題を抱えた状態だったらしく、41歳というあまりに若すぎる死を迎えました。
チルドレン・オブ・ボドム(Children Of Bodom)での活躍で知られるギタリスト/ヴォーカリストのアレキシ・ライホ(Alexi Laiho)が死去。41歳でした。 https://t.co/WZOSnx2U5W
— amass (@amass_jp) January 4, 2021
これは正直ショックが大きすぎますね…。僕の中では世界最高のギターヒーローだと思っていた人なので。
僕がヘヴィメタルという音楽にあまり親しんでいない学生の頃、GALNERYUSやSlipknotといったバンドと並んで鮮烈なインパクトを与えられたのが、彼が率いるChildren Of Bodomというバンド。恐ろしいほどテクニカル、かつダイナミックに弾き倒されるギターソロにどれほど驚愕・陶酔したことか。
獰猛なアグレッションに満ちていて、そんな中にも超絶技巧を盛り込み、さらにはヘヴィメタルとしての普遍的なカッコよさまで備えた名盤『Hate Crew Deathroll』は、何度も何度も繰り返し聴いた思い出のある、僕の音楽人生において重要な作品です。このアルバムがあったからこそ、当時の僕はヘヴィメタルへの興味が強くなっていったのです。
ヘドバンに触発されてやってみました。
— Show (@show_hitorigoto) July 24, 2018
攻撃性とカッコよさを体感したCOBとSlipknot、メロディー・スピード・超絶技巧の気持ち良さを知ったGALNERYUS、自分の中のヘヴィメタルを定義づけたPrimal Fear#自分を作り上げたメタル・アルバム4選 pic.twitter.com/3Xi0l9L1bU
この文章を書いてるちょうど今聴いてるんですが、やはり中学時代に感じた「超カッケー!」の気持ちが止めどなく湧き出てくる。この速弾きソロに合わせて、部屋で一人エアギターに興じていたな…。当然バイトすらやってない学生の小遣いで楽器なんか買えるわけはなく、いくら憧れてもコピーなんかできなかったわけですが。まあ買えたとしてもあまりの難度に途中で投げていたでしょうね。
近年のボドムのアルバムにはかつてほどのカッコよさが無かったのは事実ですが、それでも素晴らしい楽曲を生み出してきた功績、華やかで毒々しいルックス、憧れないわけにはいかない圧巻のギタープレイ。僕の中ではずっとメタル界のスターであり続けた人物です。
最高の楽曲とギターをどうもありがとう。あなたのおかげで僕はメタルの魅力にのめりこんでいくことができました。ずっと抱えていた病気の苦しみから解放されて、安らかに眠れていることを願ってやみません。
いや、彼のことだから安らかに眠るなんてマネはせずに、悪ガキみたいなことをやりまくってるんだろうか。
Children of Bodom - Needled 24/7 - Live at Wacken Open Air 2018