ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

Northern19 『FIVE FLESH』

  • わずか11分ほどで駆け抜ける潔い仕上がり
  • 疾走感と構成の良さで気持ちよく聴き通せる
  • キャリアの長いベテランバンドとは思えぬフレッシュさ

 

配信限定シングルやライヴ会場限定ミニアルバムを小出しにしていたため、あんまり久しぶり感はないのですが、全国流通音源としては4年ぶりリリースとなる、Northern19の最新作。

 

一応EPというテイではありますが、収録された5曲すべて3分以上のものがなく、全曲合わせても11分ちょいというコンパクトさで、ボリュームだけならシングルCD扱いしてもおかしくない。真ん中にミディアムナンバーを入れ、それ以外は全部疾走曲で駆け抜けるという、とっっっても潔い内容に仕上がっています。

 

このバンドも何気に20年を超えるキャリアになっていますが、とてもそこまでキャリアを積んでいるバンドとは思えぬほど、まさにタイトル通りフレッシュな出来ばえ。ソングライターの笠原さんはインタビューにて"一周してまた1stアルバムができたみたい" "もうちょっとシンプルでストレートなメロディックパンクにしたい"と語っており、その狙いがそのまんま音に現れているなと。20代の若手メロコアバンドがこれと同じ音を作っても全然違和感ないと思う。

 

Northern19の王道である、ポップな中に絶妙な切なさと哀愁を効かせた爆走メロコアM1「NO GRAVITY」をブン投げて、本作の出来が間違いないものを確信させる。そのまま流れるようにシリアスさを強めたM2「FIND MY WAY」の疾走サビで沸点まで直行。冒頭の2曲を聴いた時点で、ノーザンらしさが満載なのが嬉しい。

 

NIRVANAの「Smells Like Teen Spirit」のフレーズをオマージュしたM3「DRAMATIC」で少し熱量を落とし、メロウな歌メロを聴かせるパートに移行するのも彼らのお家芸。敦賀さんヴォーカルのM4「WITH BROKEN HEART」でさらにもう一つアクセントを加え、ラストには"THE メロコア"なM5「EVERGREEN」でフレッシュに突っ切る。短さも相まって、非常に耳に馴染みやすい。

 

わずかなランニングタイムの中でも、Northern19の単一作品として成立した流れを作り、曲単位で取り出しても良曲揃い。フレッシュな躍動感と哀愁をブレンドした、痛快なメロコアをギュッと濃縮した作品でした。

 

......って、この感想文書き終わった後気づいたけど、タイトルのFLESHって、FRESHとスペル違うんだね。思いっきり勘違いしてましたわ。

 

 

個人的に本作は

"20年以上のキャリアがあるとは思えぬほど、フレッシュな魅力が短い中に詰まった哀愁爆走ショートメロコア"

という感じです。