2023-01-01から1年間の記事一覧
メンバー脱退の苦難を乗り越え生み出された会心作 弾けるポップチューンは控え、哀愁疾走路線を強調 不屈のパンクスピリットに感動 前回BRAHMANのライヴ感想をあげたので、その流れってわけでは無いですが、今年発表されたパンク系アルバムの新作感想を。202…
バンドがまだ訪れたことのないライヴハウスを中心に回る、BRAHMANの自主企画ツアー「Hands and Feet」に行ってきました......って、前回と同じ書き出しになってしまったな。 show-hitorigoto.hatenablog.com そう、10月にわざわざ九州遠征までして行ったこの…
イタリアのシンフォニックパワーメタルバンド・SECRET SPHEREの来日公演に行ってきました。ジャパンツアー初日となる東京公演です。 正直なところ、このバンドに対しては取り立てて強い思い入れみたいなものはなく、「観られるなら観ておこうかな」くらいの…
GraupelとVICTIM OF DECEMPTIONのメンバーで構成された新バンド・GREEN3YEDの初ライヴに行ってきました。 このバンドの誕生経緯については、ヴォーカルのSotaさんのnoteに詳しく書かれています。 note.com まだ3曲しか発表されていない出来立てホヤホヤバン…
前作よりキャッチーなメロディーが増量 出だしからキラーチューン、中盤にもハイライトが 豪華絢爛ながらコンパクトにまとまった仕上がり 奇跡の復活を遂げたEvoken de Valhall Productionにより、SECRET SPHEREとのカップリングで来日も決定している、オー…
新世代メタルの旗手と呼ばれていたのも今や昔、中堅〜ベテランとしてのキャリアを積むようになった、ウェールズ出身のメタルコア代表格・BULLET FOR MY VALENTINEの来日公演に行ってきました。 オープニングアクトは、日本から世界を騒がす存在になりつつあ…
直近は多少落ち着いたとはいえ、依然仕事の忙しさは変わらない。家に帰るのが日付が変わろうかという時間帯になることもある。 あからさまなブラック企業ではないので、さすがに深夜に急に電話がくるだとか、徹夜しなきゃいけないだとか、そういったことが無…
「あの頃のメロデス」を徹底的に追求 初期IN FLAMESが作り上げた慟哭の旋律の継承者 モダンな要素や派手さは全く無し 以前よりずっと続いてきたメロデス新作の感想記事連投も、とりあえずここで一区切りつくはず。 今回取り上げるのは、今年メロデスファンの…
北欧らしい冷気MAX 透明感あるキーボードを中心に描かれるメランコリックな世界 銀世界を脳裏に浮かべながら浸ろう まだまだメロデス祭りは終わりませんよ。前回フィンランドのKalmahの新譜を取り上げたので、それに続くアルバムはやはりこれだろうなと。 来…
従来から一切ブレない北欧情緒あふれるメロデス キラキラキーボードとアグレッシヴなリフが彩る王道のスタイル 全体通してアグレッシヴな勢いが良い Limp Bizkitの来日公演感想を一回挟んでから、またまたメロデス新譜の感想記事となります。 デビューから一…
90年代後半から00年代前半にかけて隆盛した、ニューメタルというジャンルの顔とも言える存在である、Limp Bizkitの来日公演を観に行きました。 日本のメタルファンの間では、ニューメタルというジャンル自体に拒否感のある人が多く、中でもリンプは「嫌われ…
中国出身のオーソドックスな叙情メロデス 鋭いギターリフと、劇的なリードギターによる哀愁が強烈 緩急のついた展開でよりダイナミック&ドラマチックに 前回、前々回と日本のメロデスバンドの新譜感想をアップしましたが、まだまだメロデス祭りは続きます。 …
40分爆走しまくるシンフォニックデスメタル シンフォニックサウンドの勢いに負けない泣きまくりギター 疾走メロデスを基本にしながらモダンなアプローチも 前回のthe Art of Mankindに続いて、今回もまた日本のメロデスバンドの新譜感想となります。 2020年…
最初から最後まで哀メロ大洪水 圧倒的手数のドラムが生み出すエクストリームな疾走 起伏は少なく、良くも悪くもボリューム大 哀しい。とっても哀しい。 何がって、このアルバムがですよ。今回取り上げる『CHAOSBRINGERS』の音が、とにかく哀しい。 2016年結…
ポップス歌手・小野正利としての歌が主役 メタルとは完全に縁遠いポップスサウンド しっとりとした哀愁と歌声の相性の良さはメタル以上かも 日本が誇るメロディックパワーメタルのトップランカー・GALNERYUSのフロントマンであり、ポップス歌手としてもデビ…
NEX_FESTの興奮冷めやらぬまま、その翌日に僕は川崎にいました。シンフォニックメタルバンド・KAMELOTの来日公演です。 この三連休はNEX_FESTとKAMELOT、さらにはVEKTORにMotley Crew・DEF LEPPARDと、色々なバンドの来日が被りまくっていたんですね。そのせ…
その革新的なメンツぶりにより、発表当初から話題沸騰、チケットもソールドアウトしたNEX_FESTに行ってきました。 こんな機会でもない限り、観ることがなさそうなアーティストも多く、どんな空間になるのか予想もつかない。なかなかカオスな空間になるのでは…
一時代を築いた伝説的ハードコアバンドのデビュー作 狂いまくったテンションとバンドサウンドのキレ 下世話な変態歌詞がサイテーすぎ(褒めてます) 前回に引き続きハードコアバンドのCD感想記事になります。 90年代に千葉県柏市にて結成され、「KCHC -Kashiwa…
練習用テープに残された未発表曲集 最悪レベルの音質でも感じられるハードコアパンクのカッコよさ 疾走ジャパコアの王道で多様性はほぼ無し 前回が小さなライヴハウスでのハードコアなライヴ感想記事でしたので、その流れでハードコアパンクの新譜感想も行っ…
バンドがまだ訪れたことのないライヴハウスを中心に回る、BRAHMANの自主企画ツアー「Hands and Feet」に行ってきました。僕が行ったのは二本目の佐賀RAG.G公演です。 はい、そうです。このライヴのためだけに九州遠征したんです。 僕はBRAHMANのライヴは何本…
剛直な正統派メタルド真ん中! 突出した曲は無いものの、押し並べてハイクオリティー スピードに頼らずとも溢れ出るパワーが魅力 前回がZ世代感満載のバンドを取り上げて、その次がゴリゴリにド硬派な正統派メタルとは、かなり振り幅がデカくなってしまった…
ありそうでなかったZ世代型ヘヴィロック 一貫して硬質な演奏とハイテンションなヴォーカル 超チャラい&イマドキなのでダメな人は滅法ダメかも 海外のフェスティバルにも出演し、今年11月に開催されるNEX_FEST、さらにはLimp Bizkitの来日公演ゲストアクトに…
ベイエリアスラッシュメタルバンド揃い踏みのライヴから一夜明けて、間髪入れずに次のライヴ。9月のライヴラッシュも、一応この日で最終日となりました。 アメリカのSTRUNG OUTと、スウェーデンのNO FUN AT ALLという二組のメロコアバンドをヘッドライナーと…
スラッシュメタルファン大注目のイベントに行ってきました。Zepp DiverCityにて二日間行われた、ベイエリアスラッシュの代表格が集った『THE BAY STRIKES BACK TOUR』、僕は初日の土曜日に足を運びました。 ちなみにこの週末は、土曜日のこのライヴがあり、…
先日、9mm Parabellum Bulletの日本武道館ライヴに行ってきました。 9月19日、結成19周年を記念する、9年ぶりの武道館。9という数字を看板に掲げ、これまでずっとその数字と歩み続けてきた彼らにとって、これ以上無いほどピッタリの日程であることは間違いな…
マイケル・キスクとカイ・ハンセンが合流し、7人体制となったHELLOWEENの二度目の来日ツアー(二か所しかないけど)「UNITED FORCES 2023」の、日本武道館公演に行ってきました。 前日の大阪公演はソールドアウト、この日は当日券こそ出ていたものの、それを含…
ヘビメタを愛し続ける大ベテラン・THE冠が主催を務める毎年恒例のライヴイベント、大冠祭に行ってきました。なんだかんだ結構な回数参加してる気がするなあ。 昨年は、「超大冠祭」と称して、今まで以上に規模の大きなイベントを開催すると予告していたもの…
はい、大阪に行きました 会社の(たいして長くもない)夏季休暇を利用して、いっちょ大阪遠征でもしてやりましたよ。 この大阪遠征の大きな目的は二つ。まず一つは、8/27に泉大津フェニックスで行われる野外フェスティバル・RUSH BALL 2023の参加です。 そして…
硬派一徹のタフガイ/モッシュコア 一部で叙情的なギターを取り入れるナンバーも まとまりが良く、荒すぎなくて聴きやすい アメリカはデトロイト出身のハードコアバンドによる、2ndフルアルバム。僕は前作は未聴で、本作が始めましてになります。 このバンド…
This is just a punk rock song 男泣きの哀愁叙情疾走メロコア一本 疾走感満載で心地よく泣ける 前回のブログ記事では、好き好きロンちゃんという、ふざけてる中にパンクな精神をやどしたアルバムを取り上げました。その反動というわけではないけれど、今回…