ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

8/25 NEVER ENDING GAME / JAPAN TOUR 2023 at 心斎橋CLAPPER

 

 

 

はい、大阪に行きました

 

会社の(たいして長くもない)夏季休暇を利用して、いっちょ大阪遠征でもしてやりましたよ。

 

この大阪遠征の大きな目的は二つ。まず一つは、8/27に泉大津フェニックスで行われる野外フェスティバル・RUSH BALL 2023の参加です。

 

そしてもう一つは、前回のブログ記事にて感想記事を書いた、デトロイトのハードコアバンド・NEVER ENDING GAMEの初来日ライヴに行くこと...というとちょっと違うな。最初組んでいた日程と、たまたま大阪公演の日程が被ったから、これを目的としていたわけではないな。NERDS RECORD STOREの扉にこのライヴのポスターが貼られていて、「あれ!大阪公演と日程合うじゃん!」と気づきまして。

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

新大阪に到着し、難波をちょっとプラプラしたあとホテルへチェックイン。難波をプラプラしたあと、会場となる心斎橋CLAPPERへ。

 

 

なかなか治安の悪そうな(?)場所にあるライヴハウスですが、内装とかは結構キレイめ。キャパシティは200人ということで、かなりの小バコ。この会場ですらソールドしていない(日本での知名度を考えればしかたないですが)ので、ちゃんとメンバーにお金が入ったのかはちょっと心配。

 

さらに客層を見てみると、どうやら本日の出演バンド(ヘッドライナーのNEVER ENDING GAMEの他に、4つほど地元大阪のバンドが出演する)の身内や知り合いと思しき人が多く、僕のようにプレイガイドからチケットを購入した、ノーマルなお客さんは極少数だったはず。

 

大阪の4バンドは、トリ前のGATES OF HOPELESS以外は名前すら聞いたことのないバンドでしたが、オーソドックスなビートダウンハードコアで、最もNEVER ENDING GAMEの音楽性に近そうなUNHOLY11、ヘヴィさを少々抑えて、ファストコアの要素が強く押し出ているNUMBERNINE、関西人らしいユーモアの溢れた「愛すべきおっさん」といった感じのEX-Cと、バンドの個性は豊かでした。

 

フロアの様子は、まさにハードコア無法地帯といった塩梅で、とにかく治安の悪いこと悪いこと(笑) 完全パンクマニュアルの「ピストルズを正しく聴こう」の項目において、"音楽とは全く無関係に単に部屋をメチャクチャにしろ"という指南がありましたが、それと似たような光景が目の前に広がっている。クラウドサーファーを担いで、フロアを走り回る人もいて、「大股びらきの人間が自分めがけて突進してくる」なんて状況、俺初めて経験したよ。ジントニックちょっとこぼしちゃったじゃん。

 

そんなハチャメチャ空間を体感している中で、個人的なアンテナにビビッとひっかかったのが、唯一名前を知っていたGATES OF HOPELESSでした。他バンドと比べてヴォーカル、演奏ともにかなり引き締まっていて、非常にタイト。叙情的な要素も少し含みつつ、暴力的なハードコアとしてカッコいい音を鳴らしている。

 

せっかくご縁があったのだから、物販でCD買っておこうかと思ったものの、フルアルバムはなさそうだったので、今回はスルー。今度渋谷のNERD RECORDS STOREに行ったときは、ちょっと見てみようかな。

 

そしてトリのNEVER ENDING GAME。予想はしてましたが、メンバー全員ガタイが良くてゴツい!ステージが狭苦しいことおびただしい。後ろのドラマーがとっても見えにくい。

 

演奏はやはりビートダウンハードコアの本場(?)アメリカ出身ということで、これまで以上にヘヴィな重低音を響かせる。演奏のまとまりの良さも随一で、アグレッション満載でありつつ、とっちらかった印象のない、硬質な演奏が心地よい。

 

最新作のオープニングである「Outcry」からスタートし、ガンガンにタフなハードコアをプレイしていくのですが、いかんせんここまでかなりの長丁場で、もう22時くらいまできていたため、なかなかこの爆音は体にこたえる(笑)

 

MCでは何度も「大阪最高!」と言い、本日出演したバンド名をすべて言いながら感謝を伝えたり(その割にはEX-Cのライヴ中はどっか行ってたらしいですが)、ナイスガイなんだろうなと思わせる瞬間が多かったのも印象的でした。確かにガタイこそ良いけど、そこまでおっかなそうな見た目じゃないもんね。

 

終始モッシュピットはグチャグチャ、屈強な男たち(女性客もちょいちょいいたけど)が暴れ狂うカオスかつピースフルな空間でした。さすがにここまでの危険地帯に近づくことはできず、フロア後方で他のお客さんをバリケードにしながら観ていましたが、アングラ臭プンプンのライヴハウスらしい空間は、十分に味わうことができました。

 

しかしあそこまで激しいモッシュ...というか、もはや殴り合い・蹴り合いになっていましたが、あの環境で大きな怪我人が出てなさそうだったのがもはや不思議なレベルでしたね。もし僕があの中に放り込まれたら、必ずやそこそこ大変なことになっていたと思うのですが。いやはや、ハードコアな人たちの体の丈夫さは、さすがとしか言えませんわい。