CD感想
90年代メロデスリバイバルブーム到来? ロサンゼルス出身ながら、音は完全に北欧風味 モダンさ皆無のオーソドックスなメロデスサウンド 前回に引き続きメロディックデスメタルについて書こうかな。今回取り上げるのは今年に発表された新譜になります。 アメ…
音も見た目もニッポン風味全開の歌舞伎メタル ネタっぽいスタンスに反してハイクオリティーなメロデス 和楽器によるアレンジとCOB型サウンドの調和 前回RYUJINのアルバム感想を書いた際に、「そういえば和の世界観をメインに据えた、Children Of Bodom型のメ…
RYUJINとして名前と音楽性を変えリスタート 良くも悪くも全面に出てくる純邦楽要素 メロディアスなギターの強さは変わらず 「リードギターが奏でるクサメロ」という点において、他の追随を許さないほどのメロディアスさを誇り、そのドラマチックな旋律の荒ぶ…
様々な音楽性をブッ込んだ個性的すぎるサウンド ヘヴィさと共存する超ポップなメロディー 再生時間は短いのに中身は超濃密 初期は割りかし普通のモダンメタルコア/ポストハードコアバンドだったものの、ある時期を境に大きく音楽性が変容、デジタルサウンド…
25年前のデビュー作リメイク 初期ヴィジュアル系ロックを色濃く残すアレンジ 「残」のみ近年のヴォーカルワークを混ぜ込んだ仕上がり 世界を股にかけるヘヴィロック/エクストリームメタルバンドとなったDIR EN GREYが、メジャーデビューから25年を経て発表し…
ブリティッシュ・ヘヴィメタルの真髄を打ち出した ヘリオンが降り立つ、メタル史上最も有名なオープニング 圧巻の完成度を誇るタイトルトラック 今年に新作の発表も控えている(先日公開された新曲、メッチャ良かったですよね)、メタルヘッズなら誰もが知る鋼…
「クサメタル」の源流 演奏・ヴォーカル・音質はどれも厳しめ 局所的ムーブメントを巻き起こしたクサメロの威力 音楽のアルバムCDというものは、もちろんジャンルによって異なってはくるものの、ヴォーカル、演奏、音質、曲構成、参加ミュージシャンなど、様…
全曲にキャッチー極まりないメロディーが充実 このバンドならではの個性はほぼ無し メロディーが気にいるか否かで全てが決まるかも つい先日、仕事帰りにコンビニに寄った時、たまたまELLEGARDENのベーシストの高田さんに遭遇しまして。 あまり迷惑になるの…
適度に振り幅を持ちつつGREEN DAYらしさが一貫 オープニング2曲の勢いが魅力 聴きやすいけどボリューム過多気味 前回日本にパンクバンドのスプリットCDについて書いたので、その流れに乗ってパンクの新譜感想いっちゃいましょう。 パンク界において、もはや…
各バンドの個性が際立つ三つ巴スプリット 良くも悪くも手堅く、抜きん出たキラーは少なめ 全体的に良かったのはlocofrank Hawaiian6、dustbox、locofrankの3バンドによるスプリットアルバム・『THE LAST ANTHEMS』のリリースが発表されました。 ikkinotdead.…
タイトル通りダークさをほんのり纏わせる 抜きん出たキラーチューンで始まりと終わりを飾る 疾走曲以外にも耳に残るフックあり 新体制になって以降、活発な活動を続けているヴィジュアル系メロディックメタルバンドによる最新ミニアルバム。会場限定シングル…
メロディックメタルコアの王道を突っ走る メロデス直系のギターソロが大きな聴きどころ 全編に渡りメタルコアらしいアグレッション完備 去年の8年ぶりの来日公演における熱きパフォーマンスも記憶に新しい、メタルコアの代表格ポジンションの一つ・UNEARTHの…
メジャー1stフルでも変わらずヘヴィでカオス 超絶技巧の中に確かに光る歌メロの魅力 プログレッシヴな演奏炸裂の大作チューンも有り 沖縄県は石垣島出身の、4ピースプログレッシヴメタル/カオティックハードコアバンドの4thフルアルバム。 前EP『Reignition…
パンキッシュな疾走はほぼ廃止 ポップさの際立つ芳醇なメロディーを追求 過去作の中で最も派手さの無い角の取れたサウンド 先日のTHICK FESTIVALによる感動から、ここ数日Last AllianceとLOCAL SOUND STYLEを頻繁に聴き返すようになってます。やっぱ良いメロ…
メタルコアバンドから世界的ロックバンドへ クリーンヴォーカルによりエモーション爆発 エクストリームな攻撃性も程よく残してる 2024年の新年ごあいさつ後、最初のブログ記事は何にしようかなと思ってましたが、やはり昨年のNEX_FESTにて、大きなインパクト…
メンバー脱退の苦難を乗り越え生み出された会心作 弾けるポップチューンは控え、哀愁疾走路線を強調 不屈のパンクスピリットに感動 前回BRAHMANのライヴ感想をあげたので、その流れってわけでは無いですが、今年発表されたパンク系アルバムの新作感想を。202…
前作よりキャッチーなメロディーが増量 出だしからキラーチューン、中盤にもハイライトが 豪華絢爛ながらコンパクトにまとまった仕上がり 奇跡の復活を遂げたEvoken de Valhall Productionにより、SECRET SPHEREとのカップリングで来日も決定している、オー…
「あの頃のメロデス」を徹底的に追求 初期IN FLAMESが作り上げた慟哭の旋律の継承者 モダンな要素や派手さは全く無し 以前よりずっと続いてきたメロデス新作の感想記事連投も、とりあえずここで一区切りつくはず。 今回取り上げるのは、今年メロデスファンの…
北欧らしい冷気MAX 透明感あるキーボードを中心に描かれるメランコリックな世界 銀世界を脳裏に浮かべながら浸ろう まだまだメロデス祭りは終わりませんよ。前回フィンランドのKalmahの新譜を取り上げたので、それに続くアルバムはやはりこれだろうなと。 来…
従来から一切ブレない北欧情緒あふれるメロデス キラキラキーボードとアグレッシヴなリフが彩る王道のスタイル 全体通してアグレッシヴな勢いが良い Limp Bizkitの来日公演感想を一回挟んでから、またまたメロデス新譜の感想記事となります。 デビューから一…
中国出身のオーソドックスな叙情メロデス 鋭いギターリフと、劇的なリードギターによる哀愁が強烈 緩急のついた展開でよりダイナミック&ドラマチックに 前回、前々回と日本のメロデスバンドの新譜感想をアップしましたが、まだまだメロデス祭りは続きます。 …
40分爆走しまくるシンフォニックデスメタル シンフォニックサウンドの勢いに負けない泣きまくりギター 疾走メロデスを基本にしながらモダンなアプローチも 前回のthe Art of Mankindに続いて、今回もまた日本のメロデスバンドの新譜感想となります。 2020年…
最初から最後まで哀メロ大洪水 圧倒的手数のドラムが生み出すエクストリームな疾走 起伏は少なく、良くも悪くもボリューム大 哀しい。とっても哀しい。 何がって、このアルバムがですよ。今回取り上げる『CHAOSBRINGERS』の音が、とにかく哀しい。 2016年結…
ポップス歌手・小野正利としての歌が主役 メタルとは完全に縁遠いポップスサウンド しっとりとした哀愁と歌声の相性の良さはメタル以上かも 日本が誇るメロディックパワーメタルのトップランカー・GALNERYUSのフロントマンであり、ポップス歌手としてもデビ…
一時代を築いた伝説的ハードコアバンドのデビュー作 狂いまくったテンションとバンドサウンドのキレ 下世話な変態歌詞がサイテーすぎ(褒めてます) 前回に引き続きハードコアバンドのCD感想記事になります。 90年代に千葉県柏市にて結成され、「KCHC -Kashiwa…
練習用テープに残された未発表曲集 最悪レベルの音質でも感じられるハードコアパンクのカッコよさ 疾走ジャパコアの王道で多様性はほぼ無し 前回が小さなライヴハウスでのハードコアなライヴ感想記事でしたので、その流れでハードコアパンクの新譜感想も行っ…
剛直な正統派メタルド真ん中! 突出した曲は無いものの、押し並べてハイクオリティー スピードに頼らずとも溢れ出るパワーが魅力 前回がZ世代感満載のバンドを取り上げて、その次がゴリゴリにド硬派な正統派メタルとは、かなり振り幅がデカくなってしまった…
ありそうでなかったZ世代型ヘヴィロック 一貫して硬質な演奏とハイテンションなヴォーカル 超チャラい&イマドキなのでダメな人は滅法ダメかも 海外のフェスティバルにも出演し、今年11月に開催されるNEX_FEST、さらにはLimp Bizkitの来日公演ゲストアクトに…
硬派一徹のタフガイ/モッシュコア 一部で叙情的なギターを取り入れるナンバーも まとまりが良く、荒すぎなくて聴きやすい アメリカはデトロイト出身のハードコアバンドによる、2ndフルアルバム。僕は前作は未聴で、本作が始めましてになります。 このバンド…
This is just a punk rock song 男泣きの哀愁叙情疾走メロコア一本 疾走感満載で心地よく泣ける 前回のブログ記事では、好き好きロンちゃんという、ふざけてる中にパンクな精神をやどしたアルバムを取り上げました。その反動というわけではないけれど、今回…