ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

2021-01-01から1年間の記事一覧

OMNIUM GATHERUM 『Origin』

前作と変わらぬ美しき北欧の神秘的な香り満載 エクストリームメタルとしての攻撃力はほぼ封印 ボートラで人が変わったように爆走!一体どうした!? 去年に引き続き、年内最後の更新がデスメタル。いいのかこれで。 スウェーデンのメロディックデスメタルバ…

ETERNITY'S END 『Embers Of War』

速弾きもスピードもパワーもバッチリ安定 アルバム全体通してテンション高め、起伏は小さめ エクストリームメタルもパワーメタルも出来ちゃう人 同年に名盤を発表したOBSCURAにも籍を置くギタリスト、クリスティアン・ミュンツナーに、元HIBRIAのハイトーン…

OBSCURA 『A Valediction』

文句無しのテクデス...なのにメロディアス 複雑に捻れる楽器陣の超絶技巧で圧倒 普遍的なメロディックメタルとしても評価可能 正直自分には畑違いの音だと思っていました。 テクニカルデスメタル、プログレッシヴデスメタルと呼ばれる音楽性。デスメタルには…

HYPOCRISY 『Worship』

ド迫力で重厚なサウンドによる極悪デスメタル 疾走感は控えめに北欧的な哀愁を打ち出す メロデスにも通じる慟哭叙情リフが最大の魅力 クリスマスですね。聖なる日ですが、そんな世間の潮流に逆らってデスメタルを聴きますよっと。 いやね、昨日のクリスマス…

12/19 THOUSAND EYES Presents BLOODY SALVATION Vol.3

今年最後のライヴに足を運んできました(ホントは12月はあと二本行きたいやつがあったんですが、どちらもチケット倍率がエグいほど高かったのであえなく惨敗...) 先日Graupelの熱すぎるライヴを観たばかりながら、すぐに帰ってきた渋谷CYCLONE。慟哭の暴君・T…

TEMPERANCE 『Diamanti』

トリプルヴォーカルによるメロディーのフックがさらに進化 重厚で壮麗なシンフォアレンジがドラマチック 疾走からバラード、ボートラまでキラーチューン連打の強力盤 男女混成トリプルヴォーカルという変則的な編成を持つ、イタリア出身のモダン・シンフォニ…

12/9 Graupel Japan Tour 2021-2022 at 渋谷CYCLONE

現在絶賛ツアー中のメタルコアバンド・Graupelの渋谷CYCLONE公演に行ってきました。ド平日ですよ。ド平日。 ツアー初日の千葉LOOKのライヴがあまりにも最高だったので、この日は有給使って行ってやろうと思っていました。しかし、同日にチーム内の先輩社員が…

ECLIPSE 『Wired』

演奏・ヴォーカルともにエネルギッシュ! 北欧メロハーの強みを活かした哀愁も含む シンプルで潔いハードロックの王道 北欧はスウェーデン出身のメロディアスハードロックバンド・ECLIPSEの、8thフルアルバム。 中心人物であるギターヴォーカルのエリック・…

APOSTOLICA 『Haeretica Ecclesia』

メンバーの素性、出身国全てが不明の覆面バンド POWERWOLFフォロワーとしての宗教風ムードで統一 パワーメタルの普遍的魅力は決して忘れない 国籍もメンバーの素性も全て謎に包まれた覆面メタルバンドの1stフルアルバム。結成した年とかも不明ですが、音源リ…

BEAST IN BLACK 『Dark Connection』

モダンなシンセで彩るサイバーパンク感 根底の80年代型メタルは一切ブレない 相変わらずのキャッチーなメロディーセンス BATTLE BEASTの中心人物でありながら、他メンバーに疎まれ解雇されたギタリストのアントン・カバネンが結成した正統派メタルバンド・BE…

ICE NINE KILLS 『The Silver Scream 2: Welcome To Horrorwood』

メタルコア meets ホラー映画の第二章 映画的要素を取り入れつつも基本線はモダンメタルコア ヘヴィさとドラマチックさの両立は完璧 アメリカ出身のポストハードコア/メタルコアバンド・ICE NINE KILLSの6作目となる最新フルアルバム。 このバンド、僕が知っ…

11/26 Northern19 / MOVE ON tour 2021 at 新宿BLAZE

あっという間に2021年もあと1ヶ月強になってしまった今、次なるライヴへと向かいました。2年連続良質のシングルを発表している実力派メロディックハードコアバンド・Northern19のレコ発ツアーファイナルです。 本来であれば去年発表した『YES』に伴うツアー…

SKELETOON 『The 1.21 Gigawatts Club』

ナードメタラー、1年ちょいですぐにカムバック 極めて安定&高水準なメロディーのキャッチーさが武器 現在のメロスピの顔になり得るクオリティー イタリア出身ながら、HELLOWEENが確立したジャーマンメタルのスタイルを今に継承するバンドとして、ここ数作優…

BULLET FOR MY VALENTINE 『Bullet For My Valentine』

Bullet 2.0を謳ったアグレッシヴな一作 前作の落ち着きが見事に消え去った爆発力のあるサウンド かつてのようなメロディーの煌めきはやはり薄い TRIVIUMやAVENGED SEVENFOLDらと共に新世代メタルの旗手として注目され、今やなかなかのキャリアを誇るようにな…

BRAHMAN 『Slow Dance』

音源と映像が連動したコンセプチュアルなシングル 初期から現在まで培ってきたバンドの音楽性 静のBRAHMANとライヴバンドBRAHMANの姿 先日の「Tour -slow DANCE HALL」でのドラマチックな演出あふれるライヴが素晴らしかったBRAHMANの最新シングル。 本作は…

11/13 BRAHMAN / Tour -slow DANCE HALL- at 福岡国際会議場メインホール

先日行われたBRAHMANの「静」の楽曲にスポットを当てたライヴツアー「Slow Dance」。僕はZepp Haneda公演に足を運び、モッシュが発生しないライヴにおいても、彼らの楽曲が持つスピリチュアルな叙情性がいかんなく発揮されるということを体感しています。 sh…

CODE AXE 『Sick Of It』

これがメロコア!これこそがメロコア! メタリックな硬質サウンドがとにかく熱い 今一度キッズの心を呼び覚ましましょう AIってすごい。 YouTubeを開くと、「あなたへのおすすめ」と題して、僕が好みそうな動画を表示してくれる。今でこそ当たり前に実装され…

OUTRAGE 『The Final Day』

メタル大革命に埋もれないパワー 陰鬱なヘヴィさを取り込みつつ超アグレッシヴ スラッシャー歓喜のスピード感にも不足なし 先日発売されたばかりの『ヘドバン vol.32』にて、METALLICA、NIRVANA、SOUNDGARDENと並んで、本作が大特集されていたので、改めてガ…

TRIVIUM 『In The Court Of The Dragon』

シリアスさとエクストリームさ重視 直近作と同系統だがわかりやすさは多少減退 後半からラストにかけてのクライマックスが劇的 新世代メタルの旗手として活躍し、今やすっかりベテランと言ってもいいほどのキャリアを誇るまでになったメタルコア/正統派ヘヴ…

V.A. 『BIRTH』

国産メタルコアの今を代表する3組が集結 新曲・カバー曲ともにバンドのらしさが滲み出た良曲揃い サブスクだけじゃ不完全だよ CRYSTAL LAKEが所属するメタルコアレーベルのCUBE RECORDSが主催した、Sable Hills・Earthists.・Graupelの3バンドが集まり東名坂…

Graupel 『Fade Away』

表向きEP、内容はトリプルA面シングル仕様 メロディアスな叙情美も凶暴な破壊力もこれ一枚でOK 僅かな時間にメタルコアの真髄あり! 先日行ったライヴで大きな衝撃を受けた国産若手メタルコアバンド・Graupelの最新EP。ライヴが終わった後すぐに物販へ行って…

10/31 Graupel Japan Tour 2021-2022 at 千葉LOOK

Earthists.・Sable HillsとのスプリットEPのリリース、及びそれに伴う3マンツアーでメタルコアシーンの話題を呼んだ、若手メタルコア屈指の実力派バンド・Graupelのツアー初日に馳せ参じました。 件の3マンライヴ、どのバンドも個人的に非常に興味深くて是非…

CARCASS 『Torn Arteries』

メロディックデスメタルではない 動脈切断リフと生々しい情感たっぷりの流麗ソロ 聴けば聴くほど中毒気味になる残虐サウンド リヴァプールの残虐王の異名を持ち、グラインドコアとメロディックデスメタルという二つのジャンルの源流とされる重鎮・CARCASSが…

行くのがめんどくさい

最近トレーニングジムに行けてない。 ここ最近仕事が忙しくなり、かつ職場と家の距離が遠すぎて通勤に時間がかかるため、平日の時間はほとんど取れない。 じゃあ土日祝日に行けばいいじゃんって話だけど、それもまた厳しい。休日はあくまで休む日。週5でクソ…

MARCO GARAU'S MAGIC OPERA 『The Golden Pentacle』

現役クサメタルの雄、ソロプロジェクト発進 キーボード大活躍のクサクサシンフォメロスピ ヘヴィメタル的カッコよさを期待する音ではない メタルオペラプロジェクトといえば、真っ先に思い浮かぶTOBIAS SAMMET's AVANTASIAを筆頭に、ティモ・トルキやマグナ…

RAGE 『Resurrection Day』

22年ぶりに人数が増えた モダンな攻撃性 meets RAGE流のキャッチーさ オーケストラによる壮大なバッキング ドイツのベテランヘヴィメタルバンド・RAGEの最新作。ずっと3ピースの印象が強いバンドでしたが、ここにきてメンバー編成がツインギターの4人編成へ…

ALIVES 『Code of Alives』

G4N脱退後の初の音源 パンク的な破壊力のバンドサウンドは薄い ほんのり切ないメロによるエモ路線を徹底 前回感想を書いたばかりのGOOD4NOTHINGから、2019年に脱退したヴォーカルギターのTANNYさんが立ち上げたバンド(プロジェクト?)の、記念すべき1stフル…

GOOD4NOTHING 『Kiss The World』

西海岸パンクの影響が色濃いメロコア ポップな開放感、ほのかな哀愁、何気にテクニカル 後のアルバムと比べて音質や演奏はやや荒め 前回のCD感想がIRON MAIDENの最新作という、難解かつ長大、オジ様向けの音楽(?)だったので、その反動を受けて今回はクソガ…

IRON MAIDEN 『Senjutsu』

ヘヴィメタルの大御所、6年振りに帰還 長尺志向ながら耳を引く瞬間は何気に多い 10分越え3連チャンのDisc2を乗り越えられるかがキモ(俺はキツい) もはや説明不要のビッグネーム、ヘヴィメタル界における大重鎮の17thフルアルバム。 前作『The Book Of Souls…

MinstreliX 『11 Trajectories』

J-METALシーン最強レベルのクサメロ 煌めくキーボードのアレンジで豪華に彩る 歌唱スタイルが気になる人はいるかも 大阪府出身のメロディックスピードメタルバンド・MinstreliXの、前作フルより7年振りとなるフルアルバム。 彼らの過去曲はあまり聴けていな…