ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

8/12 摩天楼オペラpresents 鋼鉄祭 -LEGEND OF STEELER- in 目黒鹿鳴館

もうあの日から一週間たったのにようやく感想あげるとは・・・。相変わらずの遅筆ぶりでごめんなさい。

先週のこの日、僕は別途予定が入っていたのですが、急きょそれが白紙に。やることもなくてボーッとツイッターを見ていたら摩天楼オペラの公式ツイッターにて鋼鉄祭FINALの報が目に飛び込んできました。

「今から行けば開演時間前に目黒に行ける。GAUNTLETとMary's Bloodも観れるのならこれは行かねば!」と当日券がちゃんと買えるかどうかも定かではないまま、急遽目黒まで直行。入場は最後になりましたがなんとか当日券を購入し会場入り。

このメロディック系の実力派バンドが3組集まってキャパ250人の鹿鳴館が土曜日にソールドしないとは(ほぼほぼ満員でしたが)何てことだ!・・・・と一瞬思いましたが、この鋼鉄祭、3日連続この会場でやってたんですね。うまく分散できたのでしょう。

しかしこの鹿鳴館、初めての会場なのですが入口から入ったすぐの地点では2階席の床部分が突き出ていて、ステージの上半分が隠れてしまっており観づらいことこの上ない・・・。構造上しかたないかもしれないけど、もうちょっとうまくならなかったものですか・・・?

GAUNTLET

若手メタルシーンの実力派メロディックパワーメタルバンド。今回ギターの方が一人体調不良で参加を見送っておりシングルギターの4人体制でのライヴでした。歌謡的なキャッチーさをキッチリ放ちつつヴォーカルは強烈なハイトーン、疾走感も備えた楽曲はまさにTHE メロディックパワーメタル

ギターが一本なためかすべての楽器がバランスよく聴け(ギターソロが若干聴き取りにくく感じた瞬間もありましたが)、楽曲そのものの魅力がしっかりと伝わっており、何の迷いもなくヘドバンに興じることができました。ハイトーンの伸びと安定感がすばらしく聴いていて気持ちいい。

今回の出演組のなかでは楽曲的にもルックス的にも最も正統的なメタル然としたバンドで(ベーシストの方はV系っぽいナリではあったけど)、この会場で受けるかちょっと微妙だと思ってましたが、なんてことはない!しっかり会場の空気を掌握しておりわずか3曲というのが非常に物足りなく感じてしまうライヴでした。

Mary's Blood

V系バンド主催のライヴにしては異例なほどオジサンの数が多かったこの日(笑)、それはもちろんこのバンドの存在があったからでしょう(入場の際の「目当てのバンドは?」の問いに、少なくとも僕が見た限りではオジサンはみなMary's Bloodの名前を挙げてました)。

舞台の幕が開いた瞬間のアカペラから素晴らしかった。女性らしい気品さがありつつも熱さがひしひし感じられて文句なしにカッコイイ。さきほどのGAUNTLETのYu-taさんのMCは宣伝も兼ねた腰の低いものだったのに対し、EYEさんのそれはオーディエンスを挑発し煽り立てるようで、会場もよりヒートアップしていました。

ガールズメタルバンドのライヴはALDIOUSしか観たことがなかったのですが、ALDIOUSに比べてMary's Bloodはルックスからも分かる通り、クールでダークのイメージがあり(ワイルドなアネキみたいな)、疾走曲もメタリックな色合いがより強く個人的にはコチラの方が肌に合うかも。メロディーもGAUNTLETほど歌謡的なクサさはないのですが、程よくキャッチーでパワフルなサウンドが心地よいです。スラッシーな疾走感とJ-ROCK風のキャッチーなサビメロが絡む「Bite The Bullet」はやはり素晴らしい!

終始激しくパフォーマンスするEYEさんのフロントマンぶりも良かったのですが、楽器隊の演奏のクオリティーも高かったですね。破綻なくまとまったメタリックサウンドと、SAKIさんのテクニカルなギターソロをしっかりと堪能できました。まあ個人的に一番惹かれたのはベースのRIOさんな訳ですが(笑)。刺激的な衣装とクールで凛としたたたずまいは遠目から見ても素敵でございました。

摩天楼オペラ

個人的なお目当てである摩天楼オペラ。先日のPURE ROCK JAPANで観たばかりですが、こんなに早くまた拝めるとは。

オープニングナンバーは「Eternal Symphony」。いかにもヴィジュアル系らしい煌びやかさをもった疾走チューンで、曲タイトルと合わせてライヴの幕開けにふさわしい。

印象としては前回のPURE ROCK JAPANと変わらず。ギンギンのビブラートがかったハイトーンを苑さんが連発し、モダンよりのメタルサウンドが炸裂するビジュアルメタルの王道路線。ただJaYさんのギターは良かったのですが、バンドの要である彩雨さんのシンフォニックなキーボードがなかなか聴こえづらく、しばらく前奏を聴いても何の曲かピンとこない時がチラホラあったのが残念。

まあそんな不満も前回聴けなかったキラーチューン「Justice」「SWORD」でどうでもよくなるんですけどね!特に前者は一度は生で聴きたい曲の筆頭格だったため、曲タイトルがコールされた時点でテンションMAX。

Mammon Will Not Die」「Adult Children」などモダンな疾走ナンバーを多めに配したあと苑さんのMCタイム。性別やジャンルの垣根を超えて音楽は愛されていくと、様々なタイプのメタルバンドを呼んだ鋼鉄祭への想いと共に語り、その後ヴィジュアル系バンドのオムニバスに収録された"あの名曲"のカバーを!!!

紅だあああああああああーーーーーーーーーーーー!!!!!

ここで燃え尽きました。まさかこの曲が聴けるとは・・・。ヴォーカルも演奏もほぼカバー音源そのままの再現で糞アガリ

PHOENIX」で本編を終えた後はこの手のライヴイベントではお約束のセッションタイム。GAUNTLETのYu-taさん、Mary's BloodのEYEさん、SAKIさんが現れ「SHINE ON」を演奏。8月真っ只中だというのにギターソロのジングルベルもしっかり聴けました(笑)。演奏後はドラムの悠さんが着ているHELLOWEENのAre You Metal?Tシャツを指さしつつ「メタルは好きかーーーー!!?アアアアアーーーーーーーーーーッ!!!」というか細いムリしたハイトーンで終了(笑)

開場時間が16時と早かったため、全て終了した段階で19時半という非常に早い終了となった本公演。帰りが早いのはありがたいのですが、もう1、2曲くらいやってもよかったんじゃないですかねえ?まだ「天国の在る場所」「喝采と激情のグロリア」という2大キラーチューンが聴けてないのだから・・・。