ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

5/28 PURE ROCK JAPAN LIVE 2017 in 川崎CLUB CITTA'

PURE ROCK JAPAN 2017

川崎CLUB CITTA'にて2年おきに開催されるジャパニーズメタルの祭典・PURE ROCK JAPANに参戦して来ました!今回がPURE ROCK初参加となります。

 

 

国産メロディックパワーメタルの至宝GALNERYUSV系メタルの実力派摩天楼オペラ、現代ガールズメタルのパイオニアALDIOUS、若手メタルバンドきってのホープGYZEと個人的にメチャメチャそそる豪華なメンツ!「こりゃ行くっきゃねえ!!」と一般発売日当日にダッシュでコンビニに発券に行きました。

 

 

しかし単独でチッタを埋められそうな実力派が揃いにも揃っているというのに当日券の販売あり。う~~む、日曜日だというのに何故だ!!?明日仕事で疲れるのが嫌だからか!?まあ長時間立ちっぱなしがキツイのはわかりますが、この4バンドが一気に観られるのだからそのリスクくらい背負えるでしょう!!・・・というのは僕がまだ20代だからか。

 

 

ラゾーナ川崎タワーレコードで時間を潰しつつ、開場時間を少し過ぎたあたりで到着。僕の番号はかなり若かったためすんなり会場入り。前方真ん中らへんに陣取り開演まで待つことに。

 

 

17時ちょうどに暗転し、主催者の土屋さんが垂れ幕がかかった舞台上に現れる。軽く今回の出演バンドの紹介を終えたあとに「タイムテーブルがないので、どのバンドがでてくるか・・・お楽しみに」と一言残して去っていきました。僕はすべてのバンドが観たいのでタイムテーブルは関係ない!明日の仕事は頭からすっ飛ばして楽しむぞ!

 

 

GYZE

 

 

トップバッターはJ-METAL界で今最もノリにノッていると言える、3ピースメロディックデスメタルバンド・GYZE!最新作『NORTHERN HELL SONG』から「PIRATES OF UPAS」からスタート!

 

 

Ryojiさんの超メロディアスリードギターが初っ端から炸裂すれば、悶絶間違い無し。麻薬的な中毒性を持つメロディーを撒き散らしていましたが…

 

 

音がデカイ。マジでデカイ。

 

 

耳栓なしだったため正直ちょっとキツイレベルでした。バランスもあまり良いとは言えず、「MOONLIGHT SONATA」では途中ギターソロが聴き取りにくくなる瞬間もしばしばありました。もったいない…

 

 

DEAD BONE BLUE」でのシンガロングも音がデカすぎるためかサウンドに埋もれて聴こえず…。僕はちゃんと声張り上げましたよ。

 

 

ただそんな不満を帳消しにしてしまえるほど彼らの楽曲の良さはスゴイ。「THE BLOODTHIRSTY PRINCE」のドラマチックでシアトリカルな劇メロはやはりたまらんです。

 

 

「次は俺らの曲の中で最もブチアガれる曲だ。サークルピットでもヘッドバンギングでも好きなように暴れてくれ!」というRyojiさんのMCから始まったのは1stからの「FINAL REVENGE」。僕のすぐ後ろで小規模のサークルピットが発生しました。混ざろうかとも思ったのですが、この後さらに3バンドも続くことを考えるとここで消耗しない方が良いと考え、その場でヘドバンに興じる。

 

 

ラストは問答無用の名曲「DESIRE」「NORTHERN HELL SONG」の2連発!後者は音がデカくてゴチャッとしていたため、今どこのパートなのか判別できない瞬間もありましたが(汗)、ラストの強烈なリードギターで昇天…

 

 

ALDIOUS

 

 

ガールズメタルバンドの代表格とも言える地位を確立した感のあるALDIOUSが2番手。野郎共のメンバー名の叫び声がチラホラ聞こえてきました(「二階堂ーー!!」と本名を叫ぶ輩も/笑)

 

 

こちらも最新作のオープニングトラック「Utopia」でスタート。サウンドはアグレッシヴながら、J-POPライクでキャッチーな歌メロを響かせる曲はまさにバンドの真骨頂といった感じでしょうか。

 

 

長髪を左右に振り乱しながらのヘドバンは相変わらずの迫力でしたし(下手側ギターのトキさんの腕と頭両方ブン回す様はインパクト大)、メンバー皆非常に楽しそうな笑顔で、その煌びやかな衣装と相まってとても眩しいステージでした。

 

 

特にドラムのmarinaさんとギターのYoshiさんのカッコ良さが印象的。男性顔負けのパワフルかつエネルギッシュなプレイがとにかくスゴイ。

 

 

そんな迫力あるプレイとは裏腹にMCは出演バンド中ダントツの腰の低さでしたが、サマソニで聞けたサワさんのアイドルMCは無かった(笑)

 

 

そんな感じでバンドのパフォーマンス自体はとても良かったのですが…

 

 

とにかく音がデカイ!デカすぎる!!そしてものすごくゴチャゴチャしてる!!!

 

 

音響を活字で表すならギュワンギュワンギュワンギュワン!!!ってな感じでまさに音の塊。ヴォーカルのRe:NOさんはシャウトの類いを用いない、繊細に歌い上げるタイプで、声量もそれほどではないため完全に埋もれてしまいマジで全然聞こえん。今回の出演バンドで最も歌メロがポップでキャッチーなバンドだというのに、そのメロディーを全然追えない!!もうちょい考えてくれPA・・・

 

 

摩天楼オペラ

 

 

今回僕が最も期待していたのが彼ら。他3組はすでに何度かライヴを観たことがあるのですが彼らは今回が初めて。期待とそして若干の不安を抱きつつ観ていました。

 

 

不安というのはヴィジュアル系のノリ。僕は以前DIR EN GREYのUNSTOPPABLE LIFE TOUR新木場公演に行ったのですが、普段のメタルのライヴとは全然違う空気に思い切り戸惑ってしまったのです。今回もそんな感じだったらちょっとツラいなあ・・・と思っていました。

 

 

しかしSEの「The RISING」からの「PANTHEON」でそんな不安はすぐに吹っ飛びました。もちろんサイリウムを持ったバンギャの方もいるにはいましたが、男女関わらず多くの方がメロイックサインを突き上げてヘドバンしている。

 

 

メ・・・メタルだ!メタルのライヴだ!!(泣)

 

 

音響は前2バンドに比べるとかなりまともになっており、苑さんのハイトーンがガンガン響いてきました(前のALDIOUSの音響がアレだっただけに余計に)。ただ高さこそかなり出ていたものの若干不安定と思しき部分もチラホラあったような・・・。まあこの高音をバッチリライヴでキメられるのはよっぽどの超人でないとムリでしょうね。

 

 

「これ全員メタラーなんでしょ?全員ツーバスが好きなんでしょ?」という苑さんのMCに続き(もちろん僕は「イエーーーッ!!」と返しました/笑)、キラーチューン「BURNING SOUL」を投下。その後もここがメタルの会場であることを意識してか、「何度目かのプロローグ」以外はすべてメロスピナンバーというセットリスト。これはアツい。

 

 

しかしこの「何度目かのプロローグ」、良い曲ではあるもののメタル度は薄いB'zチックなロックナンバーなので、せっかくツーバス好きが集まってるのだから、全部メタリックチューンでも良かったんじゃないの?とも思ってしまいました。

 

 

ただ非常に充実したライヴであることは間違いなく、文句なしで楽しめました。「Excalibur」「GLORIA」が聴けて満足です!

 

 

GALNERYUS

 

 

トリを飾るのは日本が誇るメロディックパワーメタルの代表格・GALNERYUS。やはりというか何というか、ここにきてフロア前方の人口密度が急上昇。シンフォニックなSEに続いてメンバーが登場。SYUさんの泣きのギターがゆっくり厳かに奏でられました。これは「BRAVING FLAG」だ。泣き泣きのメロパワチューンにさっそく大興奮。

 

 

タッピングのイントロが特徴的な「THE SIGN OF THE NEXT GENERATION」、ポップなギターソロが素晴らしいミドルチューン「HUNTING FOR YOUR DREAM」をプレイした後小野さんのゆる~いMCタイム。

 

 

「ドラムのFUMIYA君が・・・諸事情により・・・(会場がざわつく)・・・ヒゲを剃りました。」とズッコケさせたあと、9月13日にワーナーへ移籍し11thアルバム『ULTIMATE SACRIFICE』を発売する告知を行いました。SYUさん曰く「とても哀しいアルバム」であるとのこと。ほほーう・・・。これは期待できますな・・・。

 

 

彼らのメロディアスなセンスとモダンなJ-ROCKの要素を交錯させた「」をプレイし、今回はメロパワチューンよりトリッキーなタイプの曲が多いなあ・・・と感じていた瞬間、唐突に「THE FORCE OF COURAGE」のイントロが流れる。これには思わず「うおおおおっ!!」と声を上げてしまいました。

 

 

超名盤『Under The Force Of Courage』のラストを飾る劇的な大名曲。まさかこの曲をここで聴けるとは!あの勇壮な歌メロが!ギターソロが!15分にわたる音世界が!!僕の興奮が頂点に達したのは間違いなくこの瞬間。

 

 

そして余韻に浸る隙も与えずラストは「RAISE MY SWORD」。今までずっと声を張り上げっぱなしだったので、ノドはだいぶキツかったものの何とか最後のシンガロングで声を上げました。最後の最後でこの2曲は反則でしょう!ファンの贔屓目かもしれませんがやはり別格ですねこのバンドは。

 

 

ライヴ終了後はセッションタイム。小野さんの呼びかけに応じ、GYZEのRyojiさん、ALDIOUSのYoshiさんとトキさん、摩天楼オペラの苑さんが壇上に上がりIRON MAIDENの「The Trooper」を演奏。さっき「RAISE MY SWORD」でウォーウォー叫んだばかりなのにまた叫ばせる気か(笑)

 

 

こうして4時間半にわたるJ-METALの祭典は幕を閉じました。前2組は音響のせいで損をした感じですが、どのバンドも非常に充実したパフォーマンスを展開してくれて大満足です。5時間立ちっぱなしかつ首のの振りすぎで明日の会社は大変なことになるんじゃないかと危惧していましたが、翌日の首の筋肉痛はさほどでもなく一安心。

 

 

あとどうでもいいことですが、まさかライヴの物販にてまんじゅうを販売するバンドが存在するとは思いませんでした(笑)