ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

1/25 BABYMETAL / METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN EXTRA SHOW LEGEND - METAL GALAXY at 幕張メッセ

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BABYMETALのライヴは2017年のサマソニと、YUIMETALが脱退してすぐのDARK NIGHT CARNIVALと2回観てきました。サマソニは他アーティストも多数出演するフェスティバル、DARK NIGHT CARNIVALはさいアリの最上階に近いスタンドということで、スタンディングのワンマンを観るのは今回が初となります。

 

今日の幕張メッセはワールドホビーフェアと、何かゲームの大会かなんかがあったらしく、使用されるのは1~4ホール。普段幕張のワンマンライヴって9~11ホールを使うことが多い気がするので何だかちょっと新鮮でした。

 

メタルヘッズらしくレザージャケットを着こんでいましたが、モッシュにまみれる可能性があることを加味してクロークに預け、アリーナへ入る列に並ぶ。もう開始15分前だというのにまだそこそこの人数が入れておらず「おいおい大丈夫か...」という考えが頭をよぎる(ライヴあるあるですね)

 

ただ僕は番号が5000番台だったので、途中からはスッと入場可能に。ゲートでチケットを替えてもらい、指定されたEブロックへ入る。ステージ上手側中間の位置のブロックで割と悪くない場所ではあるのですが、いかんせん前の人たちがデカブツばかりなのでステージはなかなか見えにくい。

 

開演時間を少し過ぎた後暗転し、「FUTURE METAL」をバックにしながらステージ全体に広がるバカでかいディスプレイにオープニング映像が流れ出す。期待感をガンガンに煽ってくる大会場ならではの大仰な演出は小規模のライヴハウスでは味わえないもの。

 

そして焦らしに焦らしてから、中央の三角形のステージにSU-METAL、MOAMETALとサポートメンバーの3人が登場し、アルバムの流れ通りに「DA DA DANCE」へ。残念ながらギターソロを担当している松本さんはいませんでしたが(まあ当たり前ですが)、モダンヘヴィなリフがガツガツ響いているにも関わらず、それとは不釣り合いなほどノリノリなサビで会場のボルテージを上げていく。

 

僕の位置からでもなんとかメンバーの姿は視認できますが、演奏している神バンドは全く見えず。まあメインはダンスしてる3人なのでいいのですが、演奏陣のプレイもしっかり堪能したい者としては少し残念。

 

そして最新作『METAL GALAXY』の流れ通り新曲がプレイされていくのですが、幕張の音響によるものなのか、SU-METALの調子なのかはわかりませんが、どうもヴォーカルが聴こえにくい瞬間がチラホラ。高音の伸びは普通に安定しているのですが、所々歌声が途切れるように聴こえてしまい、少し違和感を感じることに(後半になるにつれてかなり改善はしましたが)

 

Elevator Girl」ではタイトル通りにエレベーターのごとくステージが上下に動き、「Shanti Shanti Shanti」は万華鏡のような映像がバックにでかでか映されエキゾチックなムードを増強する。

 

そしてBABYMETALのライヴではお馴染みの要素となっている、合間の紙芝居映像が。メタルパラダイス銀河なる夢の島へ「ようこそここへ」と誘い込まれたグラサン姿の大男が、「こんなのメタルじゃねえ」と批判していた人すら巻き込み、肩を組んで踊り出すというネタ満載の映像(何言ってるかわからないと思いますが)で、笑っているうちにバックのディスプレイにドーンとそのグラサン男が映し出される。

 

もちろん次の楽曲はその男が参加している「Oh! MAJINAI」。この時ばかりはステージ上の3人ではなく、ディスプレイに大量に映し出されるヨアキムの姿にくぎ付け。この映像から目を離すのはムリだろう(笑)

 

ここから2nd収録の「ヤバッ!」でシンガロングを巻き起こし、バリバリのモダンプログレながらサビのメロディーが煌びやかなキャッチーさが光る「Brand New Day」と続き、定番の人気ナンバーである「ギミチョコ!!」「メギツネ」の二連発へ。

 

"GIVE ME"のコールが鳴り響きながら、真っ赤にライトアップされたセンターステージに3人が移動。これまで若干控えめだったモッシュピットの勢いがここにきて一気に激増し、「メギツネ」にいたっては大きなサークルも登場し強制的にモッシュピットに揉まれる形に。ジャケット脱いどいてよかったな~。

 

Disc1のラストである「Night Night Burn!」でパイロがバンバンと上がり、バラードの「THE ONE」へ。オーディエンスが一様にフォックスサインを振り上げる様は上から見たら壮観だったでしょうね。

 

ただこの時点でまだ1時間くらいしか経っていない。「THE ONE」はクライマックスに使われる楽曲というイメージが強いので、まさかこんなすぐに終わる訳ないよね...と若干訝しい気持ちに。

 

しかしどうやらここで本当に終了だったらしく、ここからアンコールで「Road of Resistance」をプレイして、"We are!" "BABYMETAL!"の掛け合いを繰り返して終了。早い!!早すぎる!!1時間チョイしかやってないぞ!!!メンバーがまだ未成年である場合は労働法にひっかかるけれど、もう二人とも成人してるんだから20時以降もやっていいんじゃないの!?

 

ちょっと、いやだいぶ不完全燃焼であるのですが、まあこのライヴは明日行われる二日目と合わせて1セットという位置づけらしいのでしかたないのかしら。『METAL GALAXY』のDisc2の曲は一切やってないので、これは明日にプレイされるのでしょう。ただDARK NIGHT CARNIVALも20時前に終わってたし、BABYMETALのライヴはこんなもんなのかもしれません。

 

ボリューム不足は不満とはいえ、ラストの「Road of Resistance」ではこの日最大のサークルが発生し大盛り上がりで(巻き込まれてすっころんでしまった)、そこで強引に満足させられた感はあり、なんだかんだで楽しめたことは確か。何故か「↑↓←→BBAB」だけやらなかったけど、新曲もふんだんに聴けましたし、大会場ならではの大きな映像美も堪能することができました。

 

あと生で観て改めて思いましたが、やはりBABYMETALというグループは3人組の方がしっくりくるなと。DARK NIGHT CARNIVALで観た「ダークサイド」と呼ばれるMOAMETALがその他大勢になってしまっているような構成はあまり良い物だとは思えなかったですし。

 

ただ個人的には好みから言うと、Disc2の方が好きな曲が多い身としては明日行けばよかったな~とちょいと後悔。「Arkadia」はぜひとも生で聴きたかった。次の日が仕事でも終演時間が早いからあまり問題ないですしね(笑)