ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

初めてのワイヤレスイヤホン体験 『Sony WF-1000XM4』

ワイヤレスイヤホン

ここ最近街や駅構内を歩くとかなり頻繁に見かけるようになりました。AppleAirPodsが世に出た際は「耳からうどん」なんて揶揄されたりしてましたね。最近はこのスタイルが一般化されてきたのか、あんまり聞かない気がしますけど。

 

毎日のようにiPodで音楽を聴く身としては、もちろん関心が無いわけではありませんでした。でも実際買おうという気にはならなかったんですよね。

 

無線の場合音質は落ちてしまわないかとか、通信環境が悪いとブツブツ切れるんじゃないかとか、落としちゃったり失くしちゃったりしたら大変だぞとか。いかんせん値段がバカ高い故に、ドブにでも落としてしまったり、踏んづけてバキッといってしまったら目も当てられませんからね。

 

しかし有線のイヤホンを数え切れないほど断線させてきた僕、毎日のように使用するイヤホンなら、そう何度も買い替え直す必要のないものにすべきではないか、という思いもあり、かつ通勤のカバンの取っ手部分に線を引っ掛けて、耳からバツン!と外れるという、クソウザったい思いを何度もしていたので、次第に「こりゃ自分も無線モノの導入時期か?」と思うように。

 

そんなわけで一念発起して購入したものが、『Sony WF-1000XM4

 

www.sony.jp

 

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見た目からして高級感があってスタイリッシュでカッコいい

 

2021年9月現在、ソニーのヘッドホンのページを見るとトップに堂々と現れる、最新モデルであり看板商品。当然ながら高い注目度のようで、購入する際は次の入荷を待たねばならない状況でした(1ヶ月待ちと聞いてたけれど、思ってたよりずっと早かった)

 

お値段なんと33000円

た、高え...。今まで使ってきたイヤホンの10倍以上。

 

イヤホンにこんな出費をするのはいかがなものかと思ったんですよ。でもそう何度も買い換えるシロモノではなく、音楽好きを名乗るなら、ここでケチって中途半端なもの買うよりも、手が出せる一番良いものを買おうと、清水の舞台から飛び降りるつもりで買いました。安かろう悪かろうって言うじゃないか!な!?

 

メーカー側の売りとしては「業界最高クラスのノイズキャンセリング」「ワイヤレスなのにハイレゾ音質」の2点っぽい。

 

このノイズキャンセリングという機能は、ぜひ一度体験してみたかったんですよね。ハイレゾに関しては、まあ音質が良いならOK!って感じでそこまでこだわりないけど。

 

購入して2週間ほど使ってみた感想としては、十二分にアリだなと。

 

耳に装着してみると自動で電源が入り、「バッテリー、約100%」「Bluetooth、接続しました」と音声で教えてくれる。右耳の方をポンと指で触ると音楽の再生とストップが行え、左耳の方を触ればアンビエントサウンド(外音をちゃんと聞き取れるモード)ノイズキャンセリングの切り替えが一瞬で行える。耳から外せば自動で再生が止まり、ケースに収納するだけで電源も落ちる。

 

一言で言い表すなら「かがくのちからってすげー!」ですね。物理的に離れた機器の音声を流せるってだけで凄いのに、こんなことまでできる製品だとは。

 

肝心のノイズキャンセリング機能ですが、これが確かに効果抜群。左耳をポンと押して「ノイズキャンセリング」というアナウンスが聞こえた直後、身の回りの雑音・騒音の類いがスンッ...と消えてしまう。

 

今まで外で歩きながら音楽を聴いていると、どうしても周りの環境音によって音が聴き取れなくなってしまうのですが、コイツにはそれがない。外でしっかり聴き取るのを半ば諦めていたような静かなパート(BRAHMAN「霹靂」の出だしとか)でもほぼ問題なく聴くことができる。

 

それでいて音質も文句なし。「ワイヤレスなら音質は劣化しちゃうんじゃないの?」という懸念も何のその。従来のイヤホンと比べ、ギターに埋もれがちなベースラインや、聴き逃しやすいドラムのシンバル、か細いSEに至るまできめ細やかに聴き取れる(気がする)

 

バッテリーの保ちも特に不満は無く、数日の通勤くらいであれば1回も充電しなくていい。どうやらケースに入れてるだけで、しばらくコンセントに繋がずとも充電してくれる機能があるらしい。

 

一方のマイナス点として、ノイズキャンセリング使用時の耳や頭への妙な圧迫感、デカいものを耳につけっぱなしにしているが故の耳の穴の物理的な痛みや疲れ。まあこれは慣れの問題でしょう。

 

ただ看過できないのはやはり音飛び。有線に比べて間違いなく劣る部分だとあらかじめわかってはいましたが、これがなかなか大きなネックになります。

 

普通の住宅街みたいに、ゴミゴミしていない場所であれば基本何も問題ないんですよ。マズいのは通勤時とかで大勢の人がいる駅構内です。

 

周りの人のスマホの電波とか、携帯型wifiとかの影響でしょうか。スラックスのポケットに入れた状態だと、ほぼ確実に、頻繁と言っていいくらいに音飛びします。ヒドいときにはブブブッ!とノイズのようなものが走るくらい。そのため人が多い駅を歩く際は、ポッケから出してなるべく顔に近い位置で持っています。

 

これに関してはもう「通信の品質においては無線は有線には勝てないよ!」と割り切るしかないんだろうなぁ...

 

とまあ、必ずしもメリットづくしではなかったのですが、カバンに突っ込んだときの絡まりを始めとした有線の煩わしさから開放され、高音質で周りに邪魔されずに音楽を聴ける、これは大いにありがたいことです。操作自体も簡単だし、大枚はたいて購入に踏み切って良かったな!

 

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本製品を使用して初めて聴いた曲は、BRAHMAN x Fire EX.「兼愛非攻」でした