ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

1/12〜1/13 BRAHMAN / Tour -slow DANCE HALL- at 中野サンプラザ

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BRAHMAN初のホールツアー"Tour slow -DANCE HALL-"の中野サンプラザ公演に行ってきました。

 

ツアー中にこの日の翌日追加公演が決定しましたが、ツアー日程発表当初は、東京近郊はこの日のみだったこともあり、CD封入の先行およびチケットぴあの先行2回、計3回の争奪戦に敗北。何とか一般発売と同時に駆け込みで獲得できた次第です。

 

その後発表された翌日の1/13の追加公演、正真正銘のツアーファイナルも抽選に参加し、こちらは一発当選。二日連チャンで行く必要あるかな?という考えが頭をもたげましたが、やはり良いアクトは何度でも観たいものなので。

 

平日のライヴにおいて心配なのは開演時間に間に合うかですが、この二日間は割と早めに職場を出ることに成功(日中の仕事がかなり忙しく、昼飯食う暇もなかったのに) すんなり会場入りできました。二日連続この退勤ペースはなかなか頑張ったんじゃないか?まあBRAHMANのことだから、案の定二日とも開演時間は10分程度押したんですが(笑)

 

一日目は一般発売ということもあり二階席の最後方、二日目は一階席10列目というかなり前方付近で、会場を俯瞰に近い形で観る日と、より鮮明にステージングを観る日とうまく分かれた感じでした。

 

ライヴについてですが、同じツアーということなので、以前観たツアー初日の福岡公演とセットリスト、演出共にほぼほぼ同じ。違った点としては初日は「露命」、二日目は「BASIS」がプレイされたことと、ラストに披露された「DANCE HALL」でバックのスクリーンにリリックビデオが流されたことくらいかな。

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

二日とも「A WHITE DEEP MORNING」のスタート時には観客総立ちとなり、この曲がこのツアーのハイライトの一つとなることを如実に表していました。三回目観ても変わらず胸の奥がゾクゾクするような高揚感に襲われましたからね

 

一日目のポイントはなんといっても、「ANSWER FOR•••」プレイ時のTOSHI-LOWさんの暴れっぷりで、爆走するサビにおいてステージ上手側の端っこまでフラつきながら移動し、何を思ったか壁に向かって思いっきり拳と蹴りを叩きつけ壁に穴が空いた(笑) 「DANCE HALL」前のMCで「楽しすぎて壁壊しちまったよ!」と言っていましたが、あれ会場側からあとで絞られたのでは...

 

その反省があったのか、二日目にやった際は前日の暴れっぷりとは打って変わって動きが控えめ。もちろん独自のステップを決めるアグレッシヴさはあるものの、ステージの端まで移動するほどではなかった。この辺はちゃんと彼も弁えたんですね(笑)

 

そして二日目、ツアーラストのMCにおいてTOSHI-LOWさんは「この2年間本当に色々あって、たかがこんなライヴ行くにもめちゃくちゃ悩んだだろうって。よく"2年前に戻ればいいね"って言われるけど、俺はそうは思わない。2年前に戻っちまったら、この2年間やってきたことは何だったんだよ!俺たちは変化を恐れない!これからも前に進んでいきます」そう力強く、オーディエンスに正面切って語る。

 

「あの頃に戻りたい...」という気持ちは、こんなご時世もありどうしても持ってしまいがちですが、戻るのではなくひたすら進む選択をする彼らを見れば、そんな情けない言葉は吐きたくなくなりますね。もちろん今までの楽しい記憶を懐かしむ気持ち自体は大事にしたいですけどね。

 

ライヴハウスを主戦場とし、ホールなんていう場所とは(OAUを除けば)縁がないと思われていた彼らのライヴ、蓋を開けてみれば、ホールという空間を自分たちらしさを損なわない範囲で最大限利用し、劇的な楽曲と演出の魅力がうまく作用し合った素晴らしいものになっていたと思います。

 

「ANSWER FOR•••」のバックスクリーンに映っていた、かつてのライヴのモッシュピットを懐かしみつつ、まだまだ前へ進んでいかんとする彼らについて行かなければ!と思わずにいられない二日間でした。