今、終演直後に入ったカフェでこのブログ書いてます。
日本を代表するヘヴィメタルバンド・GALNERYUSの最新作『BETWEEN DREAD AND VALOR』の発売記念インストアイベントに行ってきました。ついさっき。
このイベントは、最新作をタワーレコード渋谷店、または新宿店で期間内に購入した人のみが対象という、かな〜り狭い範囲をターゲットにしたインストアライヴ。CD1枚買っただけで彼らのライヴが観られるんなら行くっきゃないでしょ。
しかし、さすがに参加対象者の範囲が狭すぎたのでしょうか。会場となるCUTUP STUDIOは、さほどデカ箱というほどの規模ではないにも関わらず、集客はキャパの半分弱くらいでした。せめて東京のタワーすべてくらいに範囲は広げても良かったのではないかな〜...。それでもそこまで変わらなかったかな。
まあギュウギュウな会場よりも快適に観られるのはある意味ありがたいし、フロア最前方はしっかりとした人口密度だったので、そこまでガラガラ感はなかったのは良かった。
インストアというということで、アンコール無し、「RUN TO THE EDGE」「LET US SHINE」「NEVER AGAIN」「DESTINY」の4曲のみというコンパクトなセットリスト。とはいえ彼らの楽曲は長いので、終わってみれば40分ほどの演奏時間でした。CD買った特典としてこれだけ観られるなら十分以上にお釣りが来ますね。
ちょっと残念だったのは、「RUN TO THE EDGE」のサビ部分において、小野さんのイヤモニの調子が狂ってしまったのか、ブツっと歌唱が途切れてしまった点。恐らくライヴ初披露と思われる瞬間だっただけに、完璧な音で聴いてみたかった。小野さんもだいぶ歌いづらそうで、後ろのPA卓にアイコンタクトを取ったり、やや長いこと眉間にシワが寄っていたりと、音響トラブルがあったことは明らか。
ただそれ以外に関しては、もう文句なしといえるパフォーマンスでしたね。ハイトーンシャウトの太さ、伸びは音源以上ではないかと思うほどだったし、各楽器がしっかりと聴き取りやすい音作りもあって、現在のバンドのライヴを短い時間ながら存分に味わえました。しいて言えば新作の中で一番好きな「TIME WILL TELL」をやってほしかったですが。
ステージ前方では小野さんとSYUさんが華を振りまきつつ、楽器陣が各々ド派手に弾き倒し、ドドッと押し寄せるようなパワーメタルサウンドで圧倒する、いつものGALNERYUS。
僕は割と後ろの方で観ていたので、人影が重なってYUHKIさんとTAKAさんはだいぶ見えづらかったのですが、それでもキラキラの音色をアクセントとして放り込むキーボードの旨味と、「DESTINY」のソロで暴れまわるタッピングベースは、しっかりと堪能できました。
音源だとじっくり聴き入るようなタイプの「LET US SHINE」「NEVER AGAIN」は、改めてヴォーカルをしっかりと観ながら聴いていると、かなりハイトーンのキレが必要になる楽曲であることに気付かされる。淀みなく歌い上げるパートとのコントラストが効いてて盛り上がりやすいですね。
当然「DESTINY」はGALNERYUSのアンセムですから、この日一番の盛り上がり。天上まで昇り詰めていくようなラストのハイトーン、泣きのギターソロはいつ聴いてもグッとくるものがあります。
なお、今月17日に久方ぶりのテレビ出演があることが発表される。恐らくはMVになった「LET US SHINE」が演奏されるのかな〜と思ってますが、せっかくならスピードメタルナンバーをガツンとぶつけてくれてもいいんじゃないの?という気もするな。
インストアイベントということで、かなりコンパクトな内容ではありましたが、会場が普通にライヴハウスとして機能する会場であったこともあり、普通にメタルのライヴとして楽しめました。
曲数が少ないのはしかたがないことですが、これは今月下旬から始まるツアーにて、この物足りなさを解消してくれることでしょう。もちろん僕もすでに1箇所チケットを獲得していますとも。