ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

ORANGE RANGE 『musiQ』 (2004)

ORANGE RANGE 『musiQ』

当ブログ、2016年4月1日にスタートして約2年半、ついに「CD感想」カテゴリの記事100回目となります~~!!

(。・ω・ノノ゙パチパチ ドンドンパフパフ

 

やったやった!やったぞ俺!飽きっぽいクセによくやった!!今日はお祝いじゃ!!

一人立食パーティーを開催するぞ!!

(at 駅構内のソバ屋)

 

さて、CD感想記念すべき100回目はどの作品にすべきかちょっと悩みましたが、ここはやはり僕の"意識的に音楽を聴く"という行為の原点となったアルバムを取り上げるのが最もふさわしいだろうと考えました。

 

今回は思い出語り的なニュアンスが強く「CD感想」といえる文章にはなりえないかもですが、まあそこんトコロはご愛敬ということで...

 

ORANGE RANGE

90年代後半からTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTHi-STANDARD、L'Arc~en~Cielといったバンドが、日本のバンド市場の基盤を固め、その後Dragon Ash山嵐といったバンドにより、ロックにラップ・ヒップホップを織り交ぜた"ミクスチャー"のスタイルをシーンに投下。

 

そのタイミングで沖縄コザから彗星の如く登場し、チャラいラップとバンドサウンドを武器に2000年代中盤のJ-POP界を完全に席巻せしめたバンド

 

彼らの全盛期である2004~2005年は僕は小学生だったわけですが、マジでこのバンドの人気はスゴかった。クラス中みんなが聴いているんじゃないかと疑うくらいの人気ぶり。

 

当時の僕はMステこそ毎週観ていたものの、ドラえもんクレヨンしんちゃんからの惰性で観てたって感じで、特別音楽に興味があるわけでもなく、マンガとゲームとバスケに明け暮れる日々でした。

 

しかしクラスの会話で頻繁に出てくるバンド・楽曲名、Mステでのフィーチャーっぷり、そして兄(J-POP全般のトレンドに割と敏感だった)が彼らのCDをよくレンタルしてMD(懐かしっ)に焼いて家で聴いていたことにより、徐々に彼らに対する興味が湧き出てくる。感受性豊かな時期にあれだけ耳に入ってくるのだから当然の結果と言えるでしょう。

 

当時は全然慣れていなかったインターネットを頑張って駆使し、彼らの楽曲を聴く日々が始まりました。どの音がギターでどの音がベースか、シンセサイザーってどんな楽器なのか、そんなことすらもわからない状態でありながら、その非常にキャッチーな歌のみで僕の心は捉えられていました。

 

まあそんな日々が数年続いた後、マキシマム ザ ホルモン10-FEETELLEGARDENといったJ-PUNKにカテゴライズされるバンドと出会いドハマり、J-POPや地上波の音楽番組を「くだらないもの」と蔑むダサいロック少年になって、彼らからフェードアウトしていくのですが...(笑)

 

さて、僕とORANGE RANGEというバンドの関係はこんなトコロで、この『musiQ』というアルバム。彼らの人気絶頂期である2004年の終盤にリリースされ、「」「ロコローション」「以心電信」といった随一の人気曲が収録されていることもあり、本作は何と260万枚以上という恐るべき売り上げを記録。この作品のヒットによりORANGE RANGEというバンドは完全にスターダムにのし上がったと言えます。まさにORANGE RANGEといえばコレ!な一枚。

 

この文章を書くにあたって、CDラックからボロボロの状態の本作を引っ張り出し、改めて聴きなおしてみたのですが、まず何よりも「うわぁ~~懐かしいなぁ~~!」という感想がどうしても先行しますね。この音にたくさん触れていたあの頃を思い出して胸が熱くなりますよ。ああ...あの頃の俺は今よりもう少し女の子人気があった...(泣)

 

そして「アレ?ここまでだったっけ!?」と思うほどにマジでチャラい(笑) 代表曲であるM3「ロコローション」や、M7「シティボーイ」、M16「HUB☆STAR」などは今風の言い方にするとウェイ系全開です。

 

しかしやはり多くの若者のハートを鷲掴みにした音だけあって、そのあざといまでに異様なキャッチーさを見せる歌メロはさすがで、もう10年くらい聴いてなかったのにも関わらず、シングルカットされていない曲でも「ああ!この曲知ってる知ってる!」と思い出すことができてしまう。さらに一部の有名曲ではサビなんか一緒に口ずさめてしまいました(笑) 特にM11「ミチシルベ ~a road home~」なんかフツーに良い曲じゃないですか?

 

また当時は一切気にも留めていなかった要素ですが、今になってみるとベースプレイが何気にカッコいいことに気づく。M2「チェスト」、M9「男子ing session」などの楽曲ではその適度なグルーヴ感を演出する低音がズンズン響いてイイ感じ。音作り自体もなかなかバキバキしてて骨太だし。

 

ただベースが存在感を発揮する分、ギターの音圧が全体的にかなり薄く、ヘヴィなリフにすっかり慣れ親しんだ身としては音の迫力が全然足りなく感じるのも事実。とにかく"歌"が最優先されるJ-POPならではの音作りと言えるのかもですが...。

 

...とまあ長々思い出やら感想やらを書いてきましたが、やはりある意味音楽人生の原点ともいえる音であるためか、懐かしみながら楽しんで聴けました。超ポップでキャッチー、メチャクチャにファンキーですしね。そして何より、ギターとベースの違いも知らない一人の少年に"バンド"という存在を認知させてくれた、有難い&思い入れの深い存在です。

 

こんな文章を最後まで読んでくれた奇特なアナタも(笑)この機会に「昔聴いてたけどもうすっかり興味が無くなってしまったアーティスト」を今になって聴いてみてはいかかでしょうか。ノスタルジックな気持ちになれたり、新たな発見があったりで案外楽しいかも...?

 

M2「チェスト」 ライヴ映像

非公式の映像で申し訳ないですが、「チェスト」のライヴ映像を。

2005年という彼らが最もノリにノッていた頃のライヴで、会場の熱気、ボルテージの高さがありありと伝わってきますね。あとやっぱベースかっけえな。