ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

新年のごあいさつ - 2023年ベスト

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年は海外バンドの来日ラッシュに見舞われましたね!皆さんライヴの取捨選択が大変だったのではないでしょうか。

 

ようやくライヴ・コンサートカルチャーがハッキリと息を吹き返した感があり、僕も可能な限り行けるライヴは行きました。日程が被っていたため行けなかったTwilight ForceやVEKTORなどもありましたが、全体的にかなり充実した1年だった思います。


そんなアクティヴに動いたことによる疲労が溜まったのか、大阪遠征を終えた後の9月上旬に、39度以上の熱を出してブッ倒れるということもありましたが...。いや〜あの時はホントにキツかった...。会社を早退した際、「寒気がありすぎて真夏の気温なのに電車の冷房が辛い」という経験を味わいましたからね。


そういった経験の反省を活かすことなく、30日にGALNERYUSのワンマンに行って、大晦日は新宿ANTIKNOCKにてBURNING SPIRITSで年越し、そのまま深夜3時くらいに神社で初詣を済ませて、家には早朝5時過ぎに帰宅という、なかなか肉体的にキツい年末年始を送っております。まあ充実している証拠ですけど。

 

 

さて、一年のスタートのお決まりとなってきている年間ベストアルバム&ベストソング、今年も選出してみました。結果としてはこんな感じです!

 

 

2023年ベストアルバム

第1位

KAMELOT 『The Awakening』

シンフォニックメタルというジャンルを代表するバンドと言ってもいいポジションを築いた彼ら。元より安定してた作曲能力は衰えを知らず、荘厳なムードをキープしながら、全曲即効性のあるキャッチーな魅力を備えた強力盤を作り上げました。

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

 

 

第2位

SERENITY 『Nemesis A.D.』

KAMELOTと並び、現代のシンフォニックメタルシーンの実力派として名を馳せる存在が、来日直前に発表した力作。甘く優雅な世界観を描きながらも、パワーメタルらしい勇壮さまでしっかり兼ね備えた隙無しの名盤。

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

 

第3位

TORTURED DEMON 『Rise Of The Lifeless』

エクストリームメタル界に殴り込みをかける若き新星。メタルコア的なモッシュパートとキャッチーさをほんのり織り込み、血の気の多いスラッシュサウンドでリスナーの脳天を容赦無くブチ抜く、痛快突進作の登場。

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

 

第4位

Suotana 『Ounas Ⅰ』

とにかく寒い!凍える!聴いてるだけで冷気が吹き抜ける、THE 北欧のメロディックデスメタルデスメタルらしいパワフルさは押し出さず、徹底して北欧風味のメランコリーを強調した潔さが光る。冬に聴くのは危険かも?

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

 

第5位

GOOD4NOTHING 『Hearts Burning』

胸の奥をグッと打つ切なきメロディーが全曲に渡って光る、哀愁疾走メロコア大盤振る舞い。メンバー脱退を乗り越えて生み出されたというドラマも含め、ライヴハウスが好きなキッズならきっと心を打たれるはずです。

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

 

第6位

陰陽座 『龍凰童子

完全復活という表現がここまで相応しい作品もそうはないでしょう。恐るべき楽曲の充実度、危機的状況を乗り切った後とは思えないほどの存在感を放つヴォーカル。少なくとも音源上は、従来作から失ってしまったものは何も無いと言い切れるのでは。

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

 

第7位

the Art of Mankind 『CHAOSBRINGERS』
「2023年の新譜で1番哀しかったアルバムは?」と聞かれたら、迷わず僕は本作を挙げます。熾烈で暴虐性のある疾走感を宿した高速デスメタルを、悲壮感100%のリードギターが覆い尽くしていく様はあまりにもインパクトがデカい。

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

 

第8位

SOULREST 『Until I Open My Eyes』

中国出身ではあるものの、アジアンテイストは控えた、叙情リフ主体のオーソドックスなメロデス。小細工無し、王道を行く内容だからこそ、哀愁のメロディーセンスが剥き出しに。いわゆる「こういうのでいいんだよ こういうので」ってヤツです。

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

 

第9位

GALNERYUS 『BETWEEN DREAD AND VALOR』

J-METALのトップランナーによる2枚目のスペシャルアルバム。疾走メロパワ要素は前作と比べてだいぶ落ちてしまったものの、熟練の手腕が発揮されたメロディアスなメタルの完成度の高さは、今更言及する必要無し!

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

 

第10位

Twilight Force 『At The Heart Of Wintervale』

毎回安定&高品質なRPGメタルを届ける、黄昏の王国の使者たち。ポップで豪華絢爛、劇的な音世界でたちまち異世界へとトリップさせてくれます。8曲というボリュームの少なさにより、濃厚なのにクドさを感じにくいのもありがたい。

 

show-hitorigoto.hatenablog.com

 

 

2023年ベストソング

第1位

「A New Chapter」 Sable Hills

新章突入。日本のメタルの未来を担う5人が、これからもメタルシーンで戦っていく上で大きな武器になるであろう、激情のメタルコア爆誕

 

 

 

第2位

「RUMBLE」 Paledusk

前半の予測不能な展開に翻弄され、ポジティヴな力強さあふれるクライマックスのコーラスで心臓を鷲掴みにされました。

 

 

 

第3位

「Generation Warriors」 ANGRA

このサビの高揚感に、ファビオ・リオーネのどこまでも伸びゆくヴォーカルが乗っかれば、曲のスケールが爆増するのは自明の理。

 

 

 

第4位

「The Record of Johnny」 アイリフドーパ

ブイヤベースで拳丸めてコツンとな!コツンとコツンとコツンとな!

 

 

 

第5位

TIME WILL TELLGALNERYUS

シリアスな哀愁と言うべきメロウなサビと、キラキラ輝くキーボードの旋律。剛直なパワーメタルとはまた違う刺さり方をしてくる。

 

 

 

第6位

「My Pantheon (Forevermore)」 KAMELOT

鬼気迫る緊張感、神秘的な世界を描き出すコーラス、中盤の邪悪な疾走パート、圧倒されるラスサビ、その全てがドラマチック。

 

 

第7位

「宇宙電撃隊」 人間椅子

ファンファンファファーン!ファンファンファファーン!ファンファンファファーン!ファンファンファファーン!

 

 

 

第8位

「MYTH」 PassCode

普通の曲ならサビとして成立しそうなくらいに魅力的なメロディーが、矢継ぎ早に飛び出してくる。畳み掛けるような勢いもバッチリ。

 

 

 

第9位

「バードヘッドブルース」 a flood of circle

こういうダサくて、中二心に満ちていて、そして最高にカッコいいロックンロールを、僕はいくつになっても好きでいたいと思っています。

 

 

 

第10位

懐かしい未来」 OAU

どうしようもないほどもの悲しいアコギとヴァイオリン、切々と歌い上げるヴォーカルが、しっとりと心を濡らしていく。

 

 

 

2023年を終えてみて

いかんせん聴き込めた枚数が少ないもんで、一応ランキングの作成はしたものの、変動する可能性はおおいにあります。

 

購入したものの、まだ何度もリピートできてない新譜とかも多いですし、ある程度時間が経ったら、多少入れ替えてしまってもいいんではないかな〜とも思いつつ、それを言い出しちゃうとキリがないので、いったんこれで決定としました。

 

ここに選出した作品群は、個人的にどれも気に入ってるものばかりなので。それに関しては嘘偽りのないものにしています。

 

改めて見返すと、ベストソングは日本のバンドばっかりだな!これについては、音楽を聴く時間が限られていた以上、より即効性があってわかりやすい日本の音楽の方が、気軽に聴きやすかったから、というのが大きいかな。

 

去年以上にCDの聴き込みができていない点については、理由は去年と全く同じで、単純に仕事が忙しくて家に帰るのが遅くなり、しっかり聴き浸る時間が取りにくいからですね。マジで勘弁してくれ。

 

それにプラスして、2002年の小学生以来、20年ぶりくらいにポケモンの新作にハマってたというのもあります(笑) 空白の20年の間に知らんポケモンが尋常じゃないくらい増えているので「こいつ何者だよ?」と思った回数は数知れず。アルクジラが可愛い。

 

10月にBRAHMANのツアーで佐賀に行った帰り、福岡空港に行く前にちょっとポケモンセンターフクオカでも覗いてみようかな、と思ったんですが、昨今のポケカ人気のせいなのか、とんでもない人の量でごった返しており、速攻で諦めたこともあったなぁ...ってポケモンの話はもういいか。

 

音楽の話に戻ると、昨年はやはり大物ミュージシャンの訃報が相次いだ年にもなりました。Hi-STANDARDの恒岡さんに、BUCK-TICKの櫻井さん、The Birthdayチバユウスケさんに、X JAPANのHEATHさん。みんなまだまだ現役だったというのに。改めてご冥福をお祈りいたします。

 

ネガティヴなことばっか言うのもアレなので、良かった点を挙げるとするなら、そらもうライヴが充実していたことに尽きますよ。

 

ちっさなライヴハウスで2度もBRAHMANとの肉弾戦をしたり、新年早々UNEARTHの極上メロディックメタルコアを爆音で浴びたり、MEGADETHのステージにマーティ・フリードマンが現れる瞬間に立ち会えたり、Graupel活動休止前の姿を間近で観られたり、HELLOWEEN9mm Parabellum Bulletで1週間に2度武道館に行ったり......こうやって振り返るといろいろあったな。

 

そんなライヴにおいて、ベストと呼べるものはどれかと聞かれたら、これはもう3月のLOUD PARKと11月のNEX_FESTが最高だったとしか言えません!どちらも朝から晩まで超充実の空間でしたね。一番グッときた瞬間はPANTERAの「Fucking Hostile」と、BRING ME THE HORIZONの「Throne」でした。

 

今年でこのブログも丸8年、更新頻度がどうしても低くなってしまいがちな近年ですが、モチベーションが潰えるまでは続けようと思ってます。見にきていただいている方は、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。