ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

CD感想

BATTLE BEAST 『Circus Of Doom』

前2作から大きく変わらぬ安心の正統派 メロディー面とヴォーカル面に手抜かりなしの充実ぶり 安定してる分キラーと呼べるパワーメタルは無し メインソングライターの脱退(解雇?)という危機に直面しながらも、大きくサウンドのクオリティーを落とすことなく…

BIGWIG 『Reclamation』

パンクの基本線はブレず、ガッチガチのヘヴィメタル武装 スラッシュメタル並みの破壊力の疾走曲 パンク×メタルの到達点と言えるタイトルトラック アメリカはニュージャージー出身の、メロディックハードコアバンドが2006年に発表した、現時点での最新フルア…

POWER PALADIN 『With The Magic Of Windfyre Steel』

オタク色強いメロディックメタル界のニューカマー クサすぎない普遍的メロディックメタルとしての造り アルバム全体通してややB級っぽさは強め 見よ、この時代錯誤感甚だしいジャケットを!!(笑) 2022年にもなって、Twilight Force以外でこんなジャケットを…

STRATOVARIUS 『Episode』

メンバーチェンジにより演奏力レベルアップ 疾走曲は押し並べて完成度が高い ミドル曲の出来はもう一歩...だけどラストに名曲が 今年に入ってから、ほとんどヘヴィメタル関連の話題を出していないので、そろそろメタルCDについて書かないとな〜...ということ…

IN FLAMES 『Come Clarity』

メロデス+オルタナティヴの理想型 破壊音の如きバンドサウンドの威力 リフ、リード、ヴォーカルによる哀しみの感情表現 よく聴き返している旧譜作品の感想も、機会があればどんどん書いていきたい。そう思い続けてはいるものの、パソコンの前に座るとなかな…

locofrank 『Shared time』

過去作から全てにおいてレベルアップ! バンドを代表する名曲からのスタートが熱い 強みであるメロディーセンスの表れも充実 前回のCD感想の流れに乗って、いっちょもう一回locofrankのミニアルバムについて書いてみます。 show-hitorigoto.hatenablog.com l…

locofrank 『Starting AGE』

locofrankというバンドのスタートを飾る作品 未熟な印象は強めだが光る部分はすでにある 何はともあれ1曲目を聴くべし 始まりましたね、2022年。改めまして今年もよろしくお願いします。 さて、昨年はいきなりアレキシ・ライホの逝去というネガティヴな話題…

OMNIUM GATHERUM 『Origin』

前作と変わらぬ美しき北欧の神秘的な香り満載 エクストリームメタルとしての攻撃力はほぼ封印 ボートラで人が変わったように爆走!一体どうした!? 去年に引き続き、年内最後の更新がデスメタル。いいのかこれで。 スウェーデンのメロディックデスメタルバ…

ETERNITY'S END 『Embers Of War』

速弾きもスピードもパワーもバッチリ安定 アルバム全体通してテンション高め、起伏は小さめ エクストリームメタルもパワーメタルも出来ちゃう人 同年に名盤を発表したOBSCURAにも籍を置くギタリスト、クリスティアン・ミュンツナーに、元HIBRIAのハイトーン…

OBSCURA 『A Valediction』

文句無しのテクデス...なのにメロディアス 複雑に捻れる楽器陣の超絶技巧で圧倒 普遍的なメロディックメタルとしても評価可能 正直自分には畑違いの音だと思っていました。 テクニカルデスメタル、プログレッシヴデスメタルと呼ばれる音楽性。デスメタルには…

HYPOCRISY 『Worship』

ド迫力で重厚なサウンドによる極悪デスメタル 疾走感は控えめに北欧的な哀愁を打ち出す メロデスにも通じる慟哭叙情リフが最大の魅力 クリスマスですね。聖なる日ですが、そんな世間の潮流に逆らってデスメタルを聴きますよっと。 いやね、昨日のクリスマス…

TEMPERANCE 『Diamanti』

トリプルヴォーカルによるメロディーのフックがさらに進化 重厚で壮麗なシンフォアレンジがドラマチック 疾走からバラード、ボートラまでキラーチューン連打の強力盤 男女混成トリプルヴォーカルという変則的な編成を持つ、イタリア出身のモダン・シンフォニ…

ECLIPSE 『Wired』

演奏・ヴォーカルともにエネルギッシュ! 北欧メロハーの強みを活かした哀愁も含む シンプルで潔いハードロックの王道 北欧はスウェーデン出身のメロディアスハードロックバンド・ECLIPSEの、8thフルアルバム。 中心人物であるギターヴォーカルのエリック・…

APOSTOLICA 『Haeretica Ecclesia』

メンバーの素性、出身国全てが不明の覆面バンド POWERWOLFフォロワーとしての宗教風ムードで統一 パワーメタルの普遍的魅力は決して忘れない 国籍もメンバーの素性も全て謎に包まれた覆面メタルバンドの1stフルアルバム。結成した年とかも不明ですが、音源リ…

BEAST IN BLACK 『Dark Connection』

モダンなシンセで彩るサイバーパンク感 根底の80年代型メタルは一切ブレない 相変わらずのキャッチーなメロディーセンス BATTLE BEASTの中心人物でありながら、他メンバーに疎まれ解雇されたギタリストのアントン・カバネンが結成した正統派メタルバンド・BE…

ICE NINE KILLS 『The Silver Scream 2: Welcome To Horrorwood』

メタルコア meets ホラー映画の第二章 映画的要素を取り入れつつも基本線はモダンメタルコア ヘヴィさとドラマチックさの両立は完璧 アメリカ出身のポストハードコア/メタルコアバンド・ICE NINE KILLSの6作目となる最新フルアルバム。 このバンド、僕が知っ…

SKELETOON 『The 1.21 Gigawatts Club』

ナードメタラー、1年ちょいですぐにカムバック 極めて安定&高水準なメロディーのキャッチーさが武器 現在のメロスピの顔になり得るクオリティー イタリア出身ながら、HELLOWEENが確立したジャーマンメタルのスタイルを今に継承するバンドとして、ここ数作優…

BULLET FOR MY VALENTINE 『Bullet For My Valentine』

Bullet 2.0を謳ったアグレッシヴな一作 前作の落ち着きが見事に消え去った爆発力のあるサウンド かつてのようなメロディーの煌めきはやはり薄い TRIVIUMやAVENGED SEVENFOLDらと共に新世代メタルの旗手として注目され、今やなかなかのキャリアを誇るようにな…

BRAHMAN 『Slow Dance』

音源と映像が連動したコンセプチュアルなシングル 初期から現在まで培ってきたバンドの音楽性 静のBRAHMANとライヴバンドBRAHMANの姿 先日の「Tour -slow DANCE HALL」でのドラマチックな演出あふれるライヴが素晴らしかったBRAHMANの最新シングル。 本作は…

CODE AXE 『Sick Of It』

これがメロコア!これこそがメロコア! メタリックな硬質サウンドがとにかく熱い 今一度キッズの心を呼び覚ましましょう AIってすごい。 YouTubeを開くと、「あなたへのおすすめ」と題して、僕が好みそうな動画を表示してくれる。今でこそ当たり前に実装され…

OUTRAGE 『The Final Day』

メタル大革命に埋もれないパワー 陰鬱なヘヴィさを取り込みつつ超アグレッシヴ スラッシャー歓喜のスピード感にも不足なし 先日発売されたばかりの『ヘドバン vol.32』にて、METALLICA、NIRVANA、SOUNDGARDENと並んで、本作が大特集されていたので、改めてガ…

TRIVIUM 『In The Court Of The Dragon』

シリアスさとエクストリームさ重視 直近作と同系統だがわかりやすさは多少減退 後半からラストにかけてのクライマックスが劇的 新世代メタルの旗手として活躍し、今やすっかりベテランと言ってもいいほどのキャリアを誇るまでになったメタルコア/正統派ヘヴ…

V.A. 『BIRTH』

国産メタルコアの今を代表する3組が集結 新曲・カバー曲ともにバンドのらしさが滲み出た良曲揃い サブスクだけじゃ不完全だよ CRYSTAL LAKEが所属するメタルコアレーベルのCUBE RECORDSが主催した、Sable Hills・Earthists.・Graupelの3バンドが集まり東名坂…

Graupel 『Fade Away』

表向きEP、内容はトリプルA面シングル仕様 メロディアスな叙情美も凶暴な破壊力もこれ一枚でOK 僅かな時間にメタルコアの真髄あり! 先日行ったライヴで大きな衝撃を受けた国産若手メタルコアバンド・Graupelの最新EP。ライヴが終わった後すぐに物販へ行って…

CARCASS 『Torn Arteries』

メロディックデスメタルではない 動脈切断リフと生々しい情感たっぷりの流麗ソロ 聴けば聴くほど中毒気味になる残虐サウンド リヴァプールの残虐王の異名を持ち、グラインドコアとメロディックデスメタルという二つのジャンルの源流とされる重鎮・CARCASSが…

MARCO GARAU'S MAGIC OPERA 『The Golden Pentacle』

現役クサメタルの雄、ソロプロジェクト発進 キーボード大活躍のクサクサシンフォメロスピ ヘヴィメタル的カッコよさを期待する音ではない メタルオペラプロジェクトといえば、真っ先に思い浮かぶTOBIAS SAMMET's AVANTASIAを筆頭に、ティモ・トルキやマグナ…

RAGE 『Resurrection Day』

22年ぶりに人数が増えた モダンな攻撃性 meets RAGE流のキャッチーさ オーケストラによる壮大なバッキング ドイツのベテランヘヴィメタルバンド・RAGEの最新作。ずっと3ピースの印象が強いバンドでしたが、ここにきてメンバー編成がツインギターの4人編成へ…

ALIVES 『Code of Alives』

G4N脱退後の初の音源 パンク的な破壊力のバンドサウンドは薄い ほんのり切ないメロによるエモ路線を徹底 前回感想を書いたばかりのGOOD4NOTHINGから、2019年に脱退したヴォーカルギターのTANNYさんが立ち上げたバンド(プロジェクト?)の、記念すべき1stフル…

GOOD4NOTHING 『Kiss The World』

西海岸パンクの影響が色濃いメロコア ポップな開放感、ほのかな哀愁、何気にテクニカル 後のアルバムと比べて音質や演奏はやや荒め 前回のCD感想がIRON MAIDENの最新作という、難解かつ長大、オジ様向けの音楽(?)だったので、その反動を受けて今回はクソガ…

IRON MAIDEN 『Senjutsu』

ヘヴィメタルの大御所、6年振りに帰還 長尺志向ながら耳を引く瞬間は何気に多い 10分越え3連チャンのDisc2を乗り越えられるかがキモ(俺はキツい) もはや説明不要のビッグネーム、ヘヴィメタル界における大重鎮の17thフルアルバム。 前作『The Book Of Souls…