ひとりごと ~Music & Life-Style~

HR/HMを中心としたCD感想、足を運んだライヴの感想をメインにひとりごとをブツブツつぶやくブログです。

CD感想

UNEARTH 『The Oncoming Storm』

メタルコア最盛期を代表する1枚 メロディックデスメタル直系のメロウなギターが最大の魅力 メタル"コア"としてのヘヴィさも両立 ここ最近自分の中でメタルコアが熱くなっています。いや、ずっと前から大好きな音楽なんですけどね。 その理由は明白で、つい先…

PassCode 『REVERBERATE ep.』

従来から大きく変わらない安定のエレクトロ・ヘヴィサウンド ストレートな歌ものとしての魅力がわかりやすい 全4曲各種にうまく個性を散りばめている 昨年はじめには日本武道館公演を成功させた、スクリーモ/ポストハードコアダンスユニット・PassCodeの4曲…

SUM 41 『Chuck』

SUM 41史上最もメタルな1枚 戦火を目の当たりにした影響か、全編シリアスな空気感 おバカなポップパンク的楽曲は皆無 当ブログ、2016年4月1日にスタートして約6年9ヶ月、ついに「CD感想」カテゴリの記事500回目となります~~!! (。・ω・ノノ゙パチパチ ドンドンパフハ…

ELLEGARDEN 『The End of Yesterday』

16年ぶりに放つファン待望の新作 疾走感、初聴時のインパクトはかなり薄め 感情に寄り添い、じっくり染み渡る切なさが魅力 00年代の国内ロックシーンを牽引する存在であり、2018年に10年ぶりの電撃復活を遂げた、ELLEGARDENの6thフルアルバム。 本作は2006年…

Pay money To my Pain 『Another day comes』

ニューメタル、ハードコアらしいヘヴィさと疾走が魅力 前半疾風怒濤、後半は一気にスローダウン 大きなスケールを放つキラー・タイトルトラック 今から10年前の2012年12月30日、国産オルタナティヴロック/メタルバンド・Pay money To my Painのヴォーカリス…

WORLD END MAN 『SUFFER LEADER』

モダンさやハードコアテイストも味方にした"Nu-Deathmetal" 聴きやすくも残虐非道なデスメタルらしさはバッチリ残存 ブルータルとキャッチーは両立できる デスメタルの本場・アメリカでのバンド経験を持つ実力派ヴォーカルKiyoさんを中心に結成され、来年に…

Slipknot 『The End, So Far』

スロー/ミドル曲の存在感は過去作一の異色作 どんな楽曲でも変わらずSlipknotらしさは一貫 やっぱりエクストリームナンバーの安定感が頼もしい 現代ヘヴィメタル界のトップをひた走り、来年にはKNOT FESTでの来日も予定している、9人組エクストリームメタル…

lynch. 『INFERIORITY COMPLEX』

方向性はそのまま疾走感抜群に進化 ヘヴィさを廃したクリーンな楽曲の存在も大きい 頭3曲の連打が圧巻の破壊力! 前回投稿したlynch.武道館ライヴのタイトルにもなった楽曲「THE FATAL HOUR HAS COME」が収録されている、2012年発表のフルアルバム。この機会…

LORNA SHORE 『Pain Remains』

最凶レベルの新ヴォーカルを携えたフルアルバム 人外級の極悪さと、それにマッチした哀しく劇的なシンフォニー エクストリームメタルの究極系となるトリロジー このブログでも何度か書いていますが、僕はあまりにエクストリームすぎるサウンドを進んで聴くこ…

TOBIAS SAMMET's AVANTASIA 『A Paranormal Evening With The Moonflower Society』

ゲストヴォーカルの個性に合わせたハイクオリティーメタルオペラ 前半のメタリックな強力楽曲連打がハイライト メロディー・アレンジの充実度は相変わらず抜かり無し EDGUYのヴォーカルであるトビアス・サメットが指揮するメタルオペラプロジェクト、TOBIAS …

MACHINE HEAD 『Øf Kingdøm And Crøwn』

全曲で徹底してヘヴィでアグレッシヴ クリーンヴォーカルとツインギターによるメロディアスさも充実 攻撃性と叙情性のバランスに優れた一作 アメリカのグルーヴ/エクストリームメタルバンド・MACHINE HEADの、前作『Catharsis』以来、4年ぶりとなるフルアル…

THE BACK HORN 『アントロギア』

バンドの軸がブレない範囲で曲の幅は豊か アッパーなロックチューンの聴き応えがポイント なんだかんだバンドの王道的楽曲が一番ヨシ! 「KYO-MEI」をスローガンに掲げ、男らしい熱さと悲哀、歌謡的なメロディーにロックらしい荒々しい衝動を加えた楽曲で、…

VICTORIUS 『Dinosaur Warfare Pt. 2 The Great Ninja War』

前2作と世界観を共有するパワーメタル宇宙戦士の物語 モダンなサウンドと古き良きジャーマンメタルスタイル スピードナンバーはキラー揃い、勇壮なキャッチーさも抜群 この地球上に強大な王国を築いていた恐竜たちが絶滅して、幾億もの年月が流れた。 ダイナ…

Parkway Drive 『Darker Still』

一点の曇りもない硬派一徹グルーヴメタル 重心の低いベースと、時折メロウに泣くギター 劇的なハイライトとなるタイトルトラック 覇鬼に吸収された美奈子先生? 違いました。オーストラリア出身のグルーヴメタルバンド・Parkway Driveの最新作のジャケットで…

AMON AMARTH 『The Great Heathen Army』

ジャケットに違わぬ、無骨な男の美学 良くも悪くも前作ほどのわかりやすいキャッチーさは無し 従来通り硬派な男泣き要素は変わらない! ヴァイキングメタルというスタイルを通して、熱き男の美学を徹底的に描くド硬派バンド・Amon Amarthの最新作。5人のメン…

STRATOVARIUS 『Survive』

軸のブレないミドル中心のメロディックメタル パワフルなリズム隊とギター&キーボードソロの聴きごたえが抜群 派手さは控えめ、安心安定の高いクオリティー HELLOWEENと並び、日本においても国際的においても最も人気とクオリティーの高いメロディックメタル…

MEGADETH 『The Sick, The Dying... And The Dead!』

様々なトラブルを乗り越えて作り上げた6年ぶり最新作 キコ・ルーレイロがいよいよ本格的に作曲に加わる 攻撃的なMEGADETHらしさを存分に発揮 スラッシュメタル四天王、いわゆるBIG4の一角であり、来年には日本武道館ライヴも決定しているインテレクチュアル…

明日の叙景 『アイランド』

ブラックメタル&激情ハードコア&J-POP/ROCK ジャンルからは想像もつかぬ爽やかメロ ヴォーカルやトレモロリフはしっかりブラックメタルらしい 「J-POP?それともブラックメタル?」 本作の帯に記載されている文句です。 「これは普通のメタルじゃないんだろ…

dustbox 『Intergalactic』

リフからメロまでダスト節満載 後半のメロディアスな楽曲の畳み掛け ここ近作の中でメロディーの充実度は最高峰 国内のメロディックシーンを牽引し続け、気づけばもはやベテランの域に達しつつある、3ピースメロディックハードコアバンド・dustboxの最新作。…

DIR EN GREY 『PHALARIS』

深淵・特濃な音世界を描き出す 概して難解、前作のわかりやすい突進力は控えめ バンドの描く世界観に深く浸るように聴こう V系という枠を超え日本が世界に誇る...なんて枕詞ももはや聞き飽きた感のある、国産ヘヴィロック/エクストリームメタルバンド・DIR E…

Suspended 4th 『Travel The Galaxy』

路上ライヴの雄による待望の1stアルバム 技巧と勢いを兼ね備えた演奏力が最大の武器 ライト層に聴きやすいキャッチーな歌も完備 名古屋の路上ライヴから実力を磨き、武者修行と称したロサンゼルスでのライヴも経験した実力派ロックバンド・Suspended 4thの記…

THE HALO EFFECT 『Days Of The Lost』

初期〜中期IN FLAMESのサウンドを継承 ミドル〜アップテンポ中心でやや無難な出来か イエスパーのリード炸裂のキラーチューンあり その存在が発表されるやいなや、メロデスファンを中心に、メタルシーンを沸かせに沸かせたスーパーグループの1stフルアルバム…

ARCH ENEMY 『Deceivers』

"メロデスバンド・ARCH ENEMY"らしさは控えめ アグレッシヴなヘヴィメタルとしての魅力は高水準 泣きのソロの魅力が減退したのは賛否ありそう 前作『Will To Power』から5年ぶり、割とコンスタントにアルバムを作る彼らにしては長めのインターバルを経て発表…

9mm Parabellum Bullet 『TIGHTROPE』

前作と楽曲の方向性は大体同じ 全曲において徹底された歌メロの哀愁度が抜群 疾走メタルからインストまでド派手な演奏の密度 国産ポストハードコア/オルタナティヴロックバンドの最新作。 バンド名に9を冠するバンドにおいて、記念すべき9thフルアルバムです…

locofrank 『READY?』

ドラマー変更後の新体制一発目 15分のランニングタイムにバンドらしさが凝縮 locofrankの王道チューンが揃った名刺 仕事の忙しさに体力を奪われ、ブログ更新のペースも新譜を聴くペースもすっかり遅くなってしまった現在。もう9月じゃん。買ったはいいものの…

THOUSAND EYES 『BETRAYER』

メンバーチェンジと腕の故障を経ての最新作 従来から全くブレない慟哭を貫くデスラッシュ ミドル曲の存在も大きく、突き抜けっぷりは少々控えめ 慟哭の暴君、帰還。 中心人物であるKOUTAさんの腕の故障や、ドラマーのFUMIYAさんの脱退などを乗り越えて新体制…

NO USE FOR A NAME 『The Feel Good Record Of The Year』

ベテランパンクバンドのラストアルバム 全曲にわたって共通する哀愁の美メロ 日本のエモ/メロコアバンドに多大な影響を与えた叙情性 ちょうど亡くなってから10年が経つのか...と思い、ここ数日はよくNO USE FOR A NAMEをよく聴いてます。 アメリカ西海岸パン…

CROSSFAITH 『ZION EP』

日本のインディーっぽいイモ臭さ完全消滅 デジタルサウンドが目立っても骨格はモダンメタルコア 最初と最後にバンドを象徴する名曲 前回の記事はヘヴィさを排した音楽を取り上げましたからね。こっからは本腰入れてメタルを聴きましょう。 ただやっぱり仕事…

ALESTORM 『Seventh Rum Of A Seventh Rum』

楽しく陽気な、愛すべきヴァイキングメタル 一見バカっぽくも、優れたメロディーとアレンジのオンパレード ストロングゼロ 儚き夢 散る花のごとく ここに眠る Evoken Festにおいて、デッカいアヒルさんをステージ上に召喚しての愉快・痛快なライヴを披露して…

BLOODYWOOD 『Rakshak』

インド音楽×ニューメタルの絶大なインパクト 本場にも負けぬ高速ラップ&ヘヴィサウンド 郷愁に浸れる哀愁民謡メロディーが魅力 辺境の国のメタルバンド、というと僕は、B級の色を残したクサメタルだったり、やたらエクストリームだったり...というイメージを…